Utakata
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小骨
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鍋島小骨とも。とりあえず過去作を。普段は「うたよみん」で詠んでいます。
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泣ける泣ける号泣泣けると繰り返す予告をシカトし本編を待つ
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銀幕
(
スクリーン
)
に二時間あまりの夢を買い他人の話を他人と観ている
2
冬闇の枝に白花降る雪の
一片
(
ひとひら
)
ごとに膨らんでをり
0
除雪車が雪に噛みつく この夜を削り
圧
(
お
)
しゆく冬の鉄虫
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貴様には1%も復号できぬ言葉を呪いと誤解しておけ
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くらやみに熱なくひかり
夥
(
おびただ
)
しき
六花
(
ゆき
)
よ濃く降れ更地の今年
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わたくしは殺されました朝の陽でお前らだって正気ではない
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ダサい歌を詠んだ日のわたしを殺してくれ、するとわたしは生まれなかったことになるが
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◎もしも今奇跡が起きて法律上あいつを殺せる身分になったら?
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指の骨も今朝はさりさり薄ら氷の琥珀糖なり冬を待つ手よ
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霜近き夜に零下の気配して黒水晶の冬は育ちぬ
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軟らかいバターにナイフが沈むようにきみに切り開かれたくなかった
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夢ではないと言い切る力も持たぬまま消え去るのだろうこの世界から
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光る泡は星の稚魚 きみが飲み下すサイダー 宇宙の海のCO2
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雪虫、いつか人生で最後に見るときが来る。そうとも知らずに。
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最近の若いやつは、と変われない自分を裏返している。そう、怯えだ。
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炎上するコンテンツ力もない雑魚がドヤ顔で薪をくべてるTL
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雪国の夏は短距離軽やかな秋光のもと新刊をひらく
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私たちが出会った世界は消えました みたいな感じで他人になりたい
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屋根が鳴る夏の雨夜の地獄の釜の錆は田舎の嫁の呪詛
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月灼けの貯金をどんどん失って背骨の煮える夏あと少し
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天裏の魔女が今年も失神し夏が徹夜して熱帯夜
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世界のはじめに水があったというが世界のおわりも水が運んでくると思う
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露店でまず熊汁喰おうと誘っても空気がぐにょらないのが友達
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溺れそうに続く雨夜の屋根の音を星の果汁と思って眠ろう
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ストロングゼロ文学とかいいバイブスですけど正直甘味強過ぎ
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あたしにはもうともだちはいないよと私に言えるお前のメンタル
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普通誰でも野球かワールドカップ好き、なんて思い込まれちゃたまんねえよな。
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裏道より切れぎれ歌わるる『なごり雪』酔人行くらし夏至の夜半に
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伝わらぬ歌をうたおう。なぜならばわたしはあなたに興味がないので。
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