Utakata
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まゆり
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生きてるだけでせいいっぱい
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珍しく空いた電車に安堵して うたた寝出来ぬ数駅休み
2
久方のファストフードの割引券 熱きポテトでほくりと生きる
6
犬のうた 猫のうたほど増えてよし うさモルモット なんでも増えよ
2
つらいのは気圧のせいにしちゃいましょう あったかお風呂でゆっくり寝よう
3
うたかたと知ってはいてもなお紡ぐ ここに誰かが生きた証を
3
天高く私ばかりが肥える冬 鍋もうまいし湯豆腐もオツ
3
会わずともなんとはなしに顔浮かぶ 「ちょび」と言う名の他人の猫よ
3
「犬の名は」問うた答えに対するは 「だいずとひじき」なぜそうなった
3
宛名書き かつての住所を見つけても 帰りはしない帰る気もない
3
泣くまいと見上げた夜空星もなく 冬の夜空は寂しさつのる
4
風泣いて起き上がれずに泣き出して 生きてて良かった 一度言いたい
2
何度でも心の中でシャッターを 残しておきたい 誰にもやらない
2
冷え迫り かつての住所思い出す 元気でいるか 近所の猫ら
4
明かりなき困難な道切り拓く 靴は丈夫に明かりを持って
1
年賀状 宛名のバイト 息をつき ペットの写真にふと癒やされる
3
スカートを強要するな寒い冬 知恵を出しても却下をされて
2
土偶よとタイツ履く人笑う冬 スカート下にジャージ履く知恵
2
湯たんぽがいとしい季節になりました 温い布団に飲み込まれ冬
4
ラーメンのスープが恋し冬の夜 小さな幸の 染み込むメンマ
3
久方の 小さな晴れ間 ありがたく 伸びた下着をせっせと干して
2
私には価値はありますか冬の空 何を言っても消え行く泡に
4
生きるほど無理だと思うこの世界 拓いてみせる生きる希望を
3
使えない身しかないです残るのは 価値あるものとはなんなのですか
2
起き上がりこぼし何度も起きるけど 転んだ傷はそのままだろう
3
眠りたいただひたすらに眠りたい 湯たんぽひとつ 布団バーガー
2
どんなにも素敵な言葉を紡いでも 他でひどけりゃ全部台無し
3
舌先で感じる冬の到来を 味はないけどキンとする香
(
か
)
よ
2
休んでたラーメン店に灯が戻り 負けてたまるか 災害などに
2
寒くなり手もかじかんで雨降って 二重の虹を見つける午後よ
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見なくても良いものならば見ないけど 目を開かせて見せらる地獄
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