Utakata
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さようなら その五文字すら 渡さずに 「また、ね」をそっと 胸に留めた
11
最後から 何番目かの 恋心 上書きしても ふと、かすめたら
11
砂利道を 靴履き歩く きみ見つけ 裸足で歩く わたしは何処へ
7
やわらかな 真綿のような 優しさが いばらの棘に 変わるときかな
8
鳥籠に 入れられ出れぬ 姿見て 都合良き時 愛でる残酷
10
諦めて 期待して、また あきらめた それでも信じて それが、わたしで
7
頬撫でる 柔らかな風 思いのせ どうか元気で 交わらぬとも
13
非日常 揺れる境界 甘くこえ ごっこに本気 沈む火曜日
4
何も見て いないふりなど 出来なくて だからごめんね もうあわないね
7
ひとつ詠む 記憶のかけら 掬い取る 溢れ消えゆく 全部、貴方の
9
「いってきます」 表の顔は 置いてゆき 背を向け甘く 「はじめまして」と
6
いつだって ジタバタしてるの わたしだけ 貴方はいつも 見てみぬふりで
9
日常を 無くして気づく 脳内の 「お花畑」と 蝶の残像
9
踏み出せば 遠くゆらめく わずかな
灯
(
ひ
)
信じるように 背を押すように
10
もう声も 思い出せない 背の君は 今日も誰かに 甘く名呼ばれ
7
綻びを 見ぬふりしてた あの夜の 思い出解け 指に絡まり
11
にんじんを ぶら下げられて よそ見せず 行き着いたのは 夢の
骸場
(
むくろば
)
9
元通り 差し出した手を 引き戻し 手放せば、ほら 穏やかな日々
11
もう終い 背中押さずに 手を添えて 柔く包んだ 貴方の居場所
9
バカみたい 呆れるほどの 優しさを 与えたことを 恥じず誇りに
13
輪郭を ぼかし薄めて 流しゆく
詩
(
うた
)
は心の 排水口
15
糸垂らし 小慣れ囁き 繰り返し 乱し淫れて 残る空白
6
欲望を吐き出すためのひと時に存在意義を満たす愚かな
6
不特定多数に撒いた優しさに 心預けて咲いた無の花
11
空の井戸 水をやっても 枯れる井戸 君とわたしの 心と同じ
11
不確かで 曖昧さまで 飲み込まれ 夢心地さえ 弄ばれて
12
失って 貴方が感じた その種は 「喪失」ではなく きっと「不便」で
12
新しい刺激を求め愉しんで飽きたらしまい次を探して
7
やさしさの 仮面をつけて 偽りの 甘いひととき 空虚残りて
9
安全な 場所で見下ろす 踊り子は 滑稽だった? 仮面の君よ
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