ひさかた乃
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令和六年八月から始めました。
いつも日記がわりに書いています。
ふだんは精神科デイケアに通っている、統合失調症、うつ病、そして線維筋痛症の患者です。
(※線維筋痛症は精神疾患ではありません)
短歌はリハビリにとても効果的だと思っています。
なので詠むのも読むのも楽しいです。
どうぞよろしくお願いします。

中庭にハイビスカスが咲き誇り強い香りが鼻をくすぐる/入院時
8
逃げ回る恥ずかしがりの血管にあたふたとするベテランナース/入院時
13
風呂終えて待ちかまえてる血液検査ウキウキで針刺すナース/入院時
6
「ちょー」という言葉が好きだ「ちょー」聞くと聴覚的に脳が喜ぶ
4
空高くそびえる木々を刺すように針の雨降る窓の外なり/入院時
9
黄一点 芝生の中にタンポポがたった一本いじらしく咲く/入院時
10
おばちゃんは言い間違えて聞き違う それでも会話が成り立つ不思議
12
年齢が顕著に出るは鼻の穴 月日とともにどんどん広がる
6
手の甲をつまんでみればしばらくは元に戻らぬ祖母と同じ手
14
難病と闘うでなく共存す 我の一部と思えば愛し/線維筋痛症
15
飴ちゃんのポーチの中を探る時の楽しさ若い頃には知らず
7
花びらは悲しくもがれそののちに羽ばたく蝶に生まれ変わらん
9
痛む歯にカステラばかりしゃぶっては知力体力果てちゃいそうだ
7
出来るならシブサワ社長の寵愛を受けたいと思うセルフレジ前
9
恋愛を楽しむ事も出来なくて潤いの無い人生だなと
6
抜歯した箇所がズキズキ痛むから喪失感は今はまだ無い
8
ああ涼し サウナのようなホームへと風を伴い電車が入る
10
騒音は判断力を狂わせて固い意志さえぐらぐらさせる
7
熱中症予防するためポカリ飲み 飲んだ分だけ涙に消える
6
静寂に安堵と不安の味混ざる 音と心の騒がしさ去れ
6
いいんだよそれでいいんだ本当によく耐えてるね頑張ってるね
8
あくまでも三十一文字はうつ予防 詠んでいないと停電しちゃう
10
心太ところてん食べ続けても細るのは心ばかりで体は太い
8
首・腰に湿布を貼ればよみがえる祖母の記憶はトクホンだらけ
11
何も無い平たい道でけつまずき 涼しい顔で無かった事に
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ホームへと降り立つきみと乗る私 無言でハイタッチする朝の駅
11
憧れのミニマリストな生活にまだまだ足りぬ不要品ものの多さよ
8
山岳の険しさ知らぬ平地人へいちびと 山を助言するは平地人へいちびと
6
「あるものをあるがまま見る」出来そうでなかなか出来ぬ難しきことよ
9
雨降ればずぶ濡れになる心まで 濡れて美しさ増す山荷葉さんかよう
7