昼行燈
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世の中は起きて箱して寝て食って後は死ぬるのを待つばかりなり(一休宗純)
焼き捨てて日記の灰のこれだけか(種田山頭火)
一休も山頭火も格好いいなあ。

沈黙が部屋に広がる 秒針と 二人見つめる 煙草の火 ひとつ
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濃紺の闇に浮かびし山稜の 紫煙にくゆおぼろ満月
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プリントを回さぬふりに 拗ねる君 甘く酸っぱい あの日あの時
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カセットで 君に渡すよ マイベスト 音と一緒に 恋心込め
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炎天下 無心に歩く 夏の朝 貯まる煩悩 ポイ活の日々
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夕暮れに 照らされ はしゃぐ子供らと 金に煌めく わらび餅の涼
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国道の流れる前照灯あかり 映る顔 「ホントにいいの?」と腕の中の君
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アオハルな日々よみがえる 元カノと 画面の向こうのそっくりな君
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おいお前 誰じゃお前は名を名乗れ ホンマに誰や しばくぞマジで
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昼の2時 ガムを噛んでもまだねむい お茶を飲んでも せんべい食べても
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青き空 金床の雲 揺れる道 漆黒の影 流る暗涙
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目が覚める 歳のせいかな午前2時 午前4時にも 午前5時にも
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日が沈む 夜の帳がおりてくる 庭先ただよう くすべる蚊遣り
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思い出を取り戻す様にまた想う 誰も得せぬ恋と知りつつ
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