Utakata
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昼行燈
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世の中は起きて箱して寝て食って後は死ぬるのを待つばかりなり(一休宗純)
焼き捨てて日記の灰のこれだけか(種田山頭火)
一休も山頭火も格好いいなあ。
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ジイジイと あまりにも鳴き 土の
螻蛄
(
ケラ
)
小遣い前の 当て付けるのか
7
酒
注
(
つ
)
ぎて 俳句生まれし 山頭火 句を詠むために 我も酒
注
(
つ
)
ぎ
11
三方を山が囲いし 我が古郷 静かな境内 あゝ懐かしや
8
暑き空 くるり飛んでる鳥が二羽 かなとこ雲に 浮かんでは溶け
11
みぎひだり 熱風纏う雑草を 握り抜きたる 土ひび割れし
9
遠くから雷鳴唸る 木々揺れる 冷風吹き過ぐ すわ、大雨だ!
8
「愛してる」 関西弁じゃ こそばゆい もったりしてても そら「好きやねん」
8
街灯が落とす 自分の影法師 細く曲がって 暗くも見えて
9
強烈な 日差しの中に 風が吹く 涼しいどころか ただのロウリュ
8
ルンバ君 花瓶倒して 水こぼし ブラーバ広げる 共同作業
7
風呂上り 縁側 蚊遣り 月明り 夏に八朔ゼリーで涼し
13
あっち見て 直ぐにそっちを向かないで こっち向いてよ おい!扇風機!
10
飾り気のない自由律 山頭火 憧れ詠むも ただのつぶやき
12
黄昏
(
たそがれ
)
が 昼も夜にもある我が家 テレビ指差し 妻と「
誰そ彼
(
たそがれ
)
?」
9
もう二度と 戻らぬ時と知りつつも 思う想い出 甘き切なさ
8
黒い雲 運動場の向こうから 惑う子供ら たたく雨粒
11
大粒の雨と 切り裂く稲妻と 震える大気に あ然蚊遣り豚
6
買い物へ 一緒に来た妻言うことにゃ あんたが来るといらんもの買う
16
炎天下 真夏の法事 焼ける道 慣れぬ革靴 靴底取れる
18
沈黙が部屋に広がる 秒針と 二人見つめる 煙草の火 ひとつ
7
濃紺の闇に浮かびし山稜の 紫煙に
薫
(
くゆ
)
る
朧
(
おぼろ
)
満月
8
プリントを回さぬふりに 拗ねる君 甘く酸っぱい あの日あの時
11
カセットで 君に渡すよ マイベスト 音と一緒に 恋心込め
12
炎天下 無心に歩く 夏の朝 貯まる煩悩 ポイ活の日々
10
夕暮れに 照らされ はしゃぐ子供らと 金に煌めく わらび餅の涼
7
国道の流れる
前照灯
(
あかり
)
映る顔 「ホントにいいの?」と腕の中の君
4
アオハルな日々よみがえる 元カノと 画面の向こうのそっくりな君
3
おいお前 誰じゃお前は名を名乗れ ホンマに誰や しばくぞマジで
4
昼の2時 ガムを噛んでもまだねむい お茶を飲んでも せんべい食べても
7
青き空 金床の雲 揺れる道 漆黒の影 流る暗涙
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