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牡牛座の双子

窓開けて朝の秋風こぼれ入る引きこもることない一日を
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ひと粒の雨が引き寄せ秋になるひとつため息冬を手繰って
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来年のカレンダー買い怖くなる一年後僕はこれを見てるか
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今年度初きのこ鍋煮込む夜父母僕の眼鏡がくもる
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ここで皆きらりきらりと歌を詠みそれぞれの人それぞれのうた
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不自由な日々も僕なり砥ぎ澄んだ 孤独のかたち孤独の温度
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蜘蛛は知る巣食おうとして空見上げ秋の天空遥か深さを
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秋雨で滑って転ぶマンホール鉄にものいふ秋の夕暮れ
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アコーディオン蛇腹の吐息でうらかなしユーチューブより切なさが飛ぶ
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目覚めると空から銀の糸流れ秋雨といふ罪に打たれて
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サルビアはまた恋をして散ったとて風に舞っても紅を忘れず
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麦茶煮て残り少ないティーパック一袋買う?答えてよ、夏
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限りない星また星の中一つ僕に向かって光る星あり
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悩みごと悲しいこともないはずが秋めく景色胸が切なく
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漆黒を走る流星お前もか俺も同じだひたすら孤独
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白桃とプルーンを前に悩んでる君の瞳にうつる惑星
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じいちゃんのつくった葡萄つややかだ良かった年も哀しい年も
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鰯雲眺めつ歩くなんだろうスタンド・バイ・ミー歌いたくなる
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箸袋たたむ指先夏惜しむ冷たい蕎麦の美味かったこと
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美容師にぼさぼさの眉カットされティシャツも靴もダサいまんまで
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髪の毛をメッシュに染めて夏休みメガネは真面目ズボンも真面目
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素人の文字の看板海の家斜めに落ちて夏も終わりつ
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コスモスという平凡が愛しくて秋の光をやわらかくする
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Amazonの段ボール箱溜まりゆく僕の物欲ごと潰したれ
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八月は透明な青と口にする花と木くぐる風に吹かれて
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八月は虫の音色がかわりだす幾万年の星の夜の下
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「まけとくよ」その言葉にも断れず買ったあなたの桃がやさしい
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拭いつつメガネのレンズ今日は何汚し汚され過ごした日なの
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メロンパン袋破ればバターの香 食べる楽しみ香る楽しみ
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約束は破られた方の負けだから。夕立降って傘貸したまま
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