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梅林 冬実
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コンビニの コーヒーひと口味わって 退勤まで こころの逃避こころみる
6
ただいまと 吾子の声がし おかえりと 言ってほほえむ 時が愛おし
12
樹々風がなで 音かなで 時きざむごとに 春めく住む街
4
赦すこと 覚えて初めてひととして 生きらると感じた 若葉のころ
6
ときをこへ 春雷に覚えるあのときの 君の言葉が この胸めぐる
3
つくしんぼ 野原に顔出し春思ふ 季節はひとより 君が知るもの
10
制服に 別れを告ぐるそのときは 君の未来を 必ずやささえ
3
碧一面 浮かぶ白に春思ふ 太陽の輝き 日毎に増しつ
4
深更には 鳴らぬ音聞こゆ刻がある 天女の衣や 天上の湧き水や
4
あかいろが ぎゅっとつまった苺の実 摘まむ幼子の まなざし愛らし
5
オレンジが 水面を散らして 沈みゆく 燃える太陽 海は抱きしめ
4
むかし来た ファストフード店 今もなお シワしみ増えた 私らもなお
3
自販機の コーヒー落ちる音を聞く 夜明け前じき 明ける路の上
9
うつくしい 人は自身を美人だと 言わぬものだよ 同窓生よ
4
東風吹かれ 草花芽吹き 春を告げ 桜咲くころを 焦がれつつ待つ
7
実芭蕉よ お前はどうして こんなにも 旨いの甘いの美味しいの
4
夕立が アメジスト色に染まる日は 帰り道少し ゆったり歩く
5
なだらかな坂 上りきってふりかへり 菜の花とまる てんとう虫にご挨拶
3
珈琲の 香り楽しむひと時に 先人たちの かたりが色添え
5
春霖うるわし 朝のとき 窓越しに見ゆ 葉打たれしさまを
6
筍を 炊けといふから炊いたけど 腹持ちさせんと 唐揚げも添える
4
サバを焼き 白飯を炊き 御御御付 日本に生まれて よかったわ
8
みだれ花 とりどりの色 街に挿し 春の音色に 心躍らす
8
真白き雲 見上げて浮かぶ青空に 昔日の想いを 滲ます午前
5
春の候 指先菜の花に染めてみる 好期到来 願いを込めて
4
幾度めかの 宣言チラ見で応ゆ君 今度こそ本気と 絶つ炭水化物
3
春のかほり 纏いつつも北風は 南へ西へ 縦横無尽に駆け散らす
3
散歩道 脇にそっと咲く菜の花の かほりにいざなわれ 踊るミツバチ
8
ふりかけが 万遍なくないおにぎりは あの子の手のひら 思い浮かべるに佳し
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夜眠り 朝も眠り 昼眠る 豪気な眠気が 腑に落つ三月
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