Utakata
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狂わす歌
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寒風が
来
(
き
)
し
田
(
た
)
の実り 頼りなく
地
(
じ
)
の民どもは
祭り
(
政
)
を憂う
6
大鯨が 砂浜寝そべる 夜の海 潮を吹いては 寂しく泣くかな
4
煙に巻く 男は隠れ 皆は言う
火
(
非
)
の無い所に 煙立たむと
3
標
(
しるべ
)
なす
頂
(
いただき
)
の松は 雲隠れ
明
(
あき
)
らになるまで 暫しの待つかな
3
長
(
なが
)
らへば
亡
(
な
)
き
妻
(
つま
)
の
影
(
かげ
)
偲
(
しの
)
ばれむ
牛
(
うし
)
と見し
世
(
よ
)
ぞ 今は恋しき
5
寝正月の
すぐる
(
過ぐる/勝る
)
幸せ 噛み締める ニュースばかりの テレビ見ながら
4
政経の 明るき話題 聞かぬけれど 醜聞愉しや 文の春かな
2
頼りなき 有吉司会も いと恋しや 今は能登の 頼りばかりに
2
皮肉だな 令和六年 元旦が 「一粒万倍」「天赦」の日とは
7
人々の 願い掻き消す
嘘投稿
(
デマ
)
の
津波
(
なみ
)
起こす奴らも 人でなしとは
2
蜜壷
(
みつつぼ
)
の
縁
(
ふち
)
をなぞった 指を
嘗
(
な
)
め
今宵
(
こよい
)
は僕も
熊
(
プー
)
になりぬ
3
醜聞
(
しゅうぶん
)
の
流
(
なが
)
るる
小沢
(
こさわ
)
老松
(
おいまつ
)
の
腐
(
くさ
)
りし根元を 洗い出すのか
3
醜聞
(
しゅうぶん
)
は 小さい
沢
(
さわ
)
から 流れ出て 松の下まで
辿
(
たど
)
り着くかな
6
あんなにも 面白かった 天才が 面白くもない ことするなんて!
3
皮を
剥
(
む
)
き
露
(
あら
)
わになりし
栗
(
クリ
)
の
実
(
み
)
に
甘
(
あま
)
き
味
(
あじ
)
満
(
み
)
つ マロングラッセ
2
なんとまぁ 天文学的 稼ぎとは 大谷の十年 僕の三万年
7
秋
来
(
き
)
ぬと 目にはさやかに 見えねども
語
(
かた
)
らふ
隙間
(
すきま
)
に
木枯
(
こが
)
らし
入
(
い
)
り
込
(
こ
)
む
3
収穫祭
(
しゅうかくさい
)
熱き
狂騒
(
きょうそう
)
小夜
(
さよ
)
更
(
ふ
)
けて
初霜
(
はつしも
)
冠
(
かぶ
)
る
石地蔵
(
いしじぞう
)
かな
4
行く行くと 行き着く先は
枯野原
(
かれのはら
)
春は
疾
(
と
)
く絶え
虚
(
むな
)
しく死なむ
2
行く行くと 行き着く先は
理想
(
イデア
)
郷
(
きょう
)
色をも知らぬ
哲学者
(
プラトー
)
になりぬ
2
君思ひ 銀河鉄道 発車せり 宮澤賢治も かくも苦しむか
1
Avec
(
アヴェック
)
が
喘
(
あえ
)
ぐ聖夜の ラヴホテル
寒々
(
さむざむ
)
し夜に ひとり
嬢
(
じょう
)
待つ
1
ごちそうさま♡ ほほえむ彼女の 口元に 残る米粒 実りの秋かな
5
オリオンを なぞりしこんな 深い夜 兎は虎に 喰われる夢見る
2
種
零
(
こぼ
)
る 実りの秋は
疾
(
と
)
く過ぎて 我が
寒村
(
かんそん
)
に
霜
(
しも
)
ぞ
降
(
お
)
りたる
4
聖誕祭
(
クリスマス
)
食すは赤貝 お吸い物
藻塩
(
もしほ
)
のかほりは 原罪たるか
3
秋の夜 貴方を思ひて
弄
(
まさぐ
)
れば わが
衣手
(
ころもで
)
は
露
(
つゆ
)
にぬれつつ
1
心あてに
射
(
さ
)
さばや
射
(
さ
)
さむ
初霜
(
はつしも
)
の 置き
惑
(
まど
)
はせる
無垢
(
むく
)
の花かな
2
0時発 東京行きの 深夜バス 僕の未来は 何処に向かうの?
2
Avec
(
アヴェック
)
が 騒ぐ聖夜の
壁隣
(
かべどなり
)
寒々
(
さむざむ
)
し夜を ひとりかも寝む
2
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