Kite
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鳶の鳴く声のまろきにさそはれて 憂(う)き世の心なぎにけるかな
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風にのる鳶のつがひの睦ましみ かたくななるもほころびにけり
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ひととせは矢のごと早く過ぐれども ひとひの長きいかに嘆かむ
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湖(うみ)の上(へ)に投げし結びを鳶とりて あな見事なり指(および)立てつる
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楽はなく むなしきだけの うつしよに 花添へるなら 春紫苑かな
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人に生れ嘆くこの世ぞ厭はしき自由に舞はむ鳶に成らなむ
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春紫苑(ハルジオン)踏まれど折れず咲く強さ我にありせば楽に生きまし
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鳶(とび)の身になりて晴れゆく大空を心ゆくままかけりたしかな
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