Utakata
登録
Login
ウルエ
フォロー
9
フォロワー
8
投稿数
148
学生時代に短歌に興味を持ち、短歌の投稿サイトを見つけたので過去作から現在進行形で詠んだ歌を出したいなと思いました。
« 最初
‹ 前
1
2
3
4
5
四季が死期を迎えて二季になるかもと、笑うも川沿いの葉は青い
4
職場から聞こえてきそうな悪口を塞ぐようにイヤホンをする
5
温かい缶コーヒーを握りしめ、小さく呟く「秋とは何ぞや」
5
朝焼けか夕暮れかも分からないで リュック掴んで出勤する日々
7
人混みに紛れまいと少し離れて歩いた僕の小さなこだわり
2
「胡散臭い奴は水にこだわる」と言った、君が飲んでるシリカ
1
就活を〈終活〉とはよく言ったもの 生きるために命を削って
3
脳みそが起きている時に限って、体が追いつかないもどかしさ
2
僕が寝て君が寝れない世の中で理不尽を知り道理を知った
5
ピカチュウにふざけて付けた「フミンチュウ」が本気で寝たいと僕に縋る
2
ポケモンと寝たい僕を止めるのは起動すらもさせない睡魔
1
朝焼けに蝉が鳴いてる それを見た僕も泣いてる日曜日の朝
4
機嫌良くパチ屋に入ったおば様は家では旦那に優しくいてと
2
アイデンティティやオリジナリティという言葉ほど聞き飽きている
3
脳みそが何を求めているのかも分からないまコンビニに行く
7
人の為、命の為に尽くす君の倍を稼ぐインフルエンサー
7
とりあえず俺の嫌いな奴五人、死んでくれたら明日も生きれる
2
「信用に関わる」と「心に余裕を」が相反する上司の言葉
3
可愛いが横行している世の中の多くが誰かの可愛いしてる
10
吹き飛んだ街の上にはビルが建ち 変わらないのは片腕の君
4
虚無の日々 たまにはこうして胸の中、吐かなきゃ得も損にもならない
1
「はよ仕事に行け」と僕の思春期を思い出してる 外回り中
1
朝方の雨雲は消え夕陽差す 閉じた傘で切り裂いた空
3
光が煌めく海岸 ここはどこ? ここはマイアミ 時期はマイアヒ
1
『天』という大きな才に蓋をする 出る杭を打つ嫌らしい文字
3
胸の内 溜まった反吐を押し込んで「そうだよね」という汚物を出す
3
陽炎に揺られるコンクリートの海に溺れてしまうよ通勤経路
3
入口は『サラダ記念日』俵万智 五・七・五・七・七の落雷
9
« 最初
‹ 前
1
2
3
4
5