Utakata
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詠みよみて
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雨煙る朝ふと見ればサヨナラの予告としての葉桜なりかな
9
そこだけが許されたようにはしゃぐ子と一人でいるかのような母親
15
スマホなるモノに夢中な母がいて阻止すべしとゴネる子もいて
8
平日の凪を楽しむひとりとして俵万智読むマクドナルドで
9
狂気とかではないけど切りたくなる 心ととのうキャベツの千切り
11
結局は
内干し
(
うちぼし
)
となり予報にはウソはなかったと安堵する妻
9
コロナ禍に元気もらった人もあり「ポヨヨン」と歌うお姉さんたち
8
皿洗う手元に届く朝日あり「この家に住んでよかった」と思う
13
今日になりパカパカ開閉繰り返し慌てふためく人もいるやも
7
「嘘だよ」と断ってから嘘を言うそんなやさしい四月一日
9
予報とは異なる青き空見上げ妻戸惑いし四月一日
9
今日という日の始まりを告げるよう 朝五時すぎの階段の音
14
雨の日の駅前車の多さには我の関与を忘れて愚痴る
11
1年を頑張ってきた今日という今年最初の1年の終わり
11
幾多もの宴が消えたこの夜を嘲笑うよううなる
雨風
(
あめかぜ
)
10
無愛想
(
ぶあいそ
)
に「もう春だよ」と伝言を届けたような窓たたく雨
13
ライオンがライオンのまま生きてたらうまくいかぬよ人間関係
8
スマホ疲れでデジタルデトックスをしようとスマホで方法調べる
7
我たちを楽しませる義理もないけれど今日は
儚
(
はかな
)
き
桜
(
はな
)
散らしの雨
7
愛でるには心を洗う美しさも手に収まらない
桜
(
はな
)
のすごさよ
10
渋滞も「止まれ」がきれいになるならと静かに待ちていつもの道で
7
付き合いはなくとも近所の暮らしぶり透けてみえてくるごみ置き場にて
10
「なぜ行かぬ?」青待ちのその理不尽に思うことあり信号待ちで
8
子らよ子らその温かき
先生
(
ひと
)
の手に引かれ桜咲く道を進めよ進め
9
いつからか忙しい時の口ぐせよ気合で乗り切るという「悲哀」
14
会見後「また嘘言っちゃったよ…」と頭抱えてるのか?トランプ!
8
夜に閉じ ひとり迎えし 同じ朝寡黙に拡がる 薄青の空
10
「それでいい」と「それがいい」の間の大きさを君はまだ知らないと思う
9
病院の待合室みな健康に前向きなひと治そうとしてるひと
9
アウターの人半袖の
女性
(
ひと
)
もいて横浜は今春の入り口
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