Utakata
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namidagaderu
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思春期のすべて
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真夜中に言わなくていいことを言い聞きたくなかったことを聞いた
4
友達をずっと続けていたかったひとと交わるぐちゃぐちゃになる
5
腹痛で寝つけぬ夜があるとする―① 世界でふたりぼっちだとする―②
4
プリントを回すときふと触れた手の汗の理由を君は知らない
2
わたあめのような入道雲の下ぜんぶを夏のせいにしている
3
口もロも□も変わらないように君とソフレもほとんど同じ
1
ホームランバーのあたりを見せたくてホームランバーばかり買う夏
1
字余りの余白のような関係で定型詩にはならない きっと
3
僕は詩が書けないのです 雨が降り続ける君の部屋にいたとて
2
飽きるまで痛くなるまで眠るまで朝になるまで好きになるまで
4
どちらとも受け取れるよう謝ってからキスをする ごめん、夏だね
1
約束が違うじゃないか!
g
(
自慰
)
、hの後は
i
(
愛
)
が来るはずなのに
4
君の編む言葉はいつもまっしろでうまく受け止めきれない ごめん
2
はじめからきみが地球の外にいて意思が通じなければよかった
2
思い出のすべてを捨てたようでいて画像フォルダに残ったスクショ
1
駅前のセブンティーンアイスを舐め予言通りに来た夏がある
1
天国はもうすぐそこにあるらしく静かに眠るカーナビと君
3
パレットに出すのはいつも君が起きないように過ごした夜の色
3
永遠を信じてしまう夜なので恋は一種の自殺でもある
5
夜は闇 世界でひとりきみだけを見つけられたらもうそれでいい
3
酸欠のような頭痛に苛まれつまりバ先は宇宙だと知る
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数ヶ月後に追い越してしまう歳 雲よ このまま 流れ な い で よ
3
落ちてゆく視力のことを言い出せずふたりはいつもひとりだったね
4
絶望はブランケットのように僕たちをやさしく包むから 膿む
5
太腿に突き立てた刃はきみの筆箱から盗った背徳の武器
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「死は救済」なんてうそだよもしぼくが死んだらちゃんと花を替えてね
4
試着室で思い出したしたぶん恋 好きになりたくなかったのにな
2
夕焼けに紺を垂らせば夜になる田園都市の鉄塔の先
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お別れが近づいているのでしょうかあなたを燃やす夢ばかり見る
1
間違えてみたいよきみの解くyにありえない桁入れてみたいよ
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