Utakata
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namidagaderu
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思春期のすべて
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That city have a little light, gave me it in lonely night.
(
あの町はひかりを少し持っていて寂しい夜に私にくれた
)
2
知り合いのいない湿地へ引っ越してわたしのマーニーを見つけたい
1
藍色のやさしい雲に包まれて踊るみたいに夜を歩いた
1
(神様じゃなかったんだね)君に問う 入道雲の向こうのことを
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くらやみしか知らない深海魚のように君だけを見てしまう教室
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今きみの生き甲斐はなに? ぼくはもう写真を見返さなくなったよ
1
ずっと友達でいたいと思ってた もうすぐ枯れる花に遣る水
1
僕たちはひとつの点で星座にはならないことを理科で習った
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胸に手を当てて気付いた
あなた
(
わたし
)
には
わたし
(
あなた
)
のための心臓が無い
2
「目がきれいだね」と私に言ったけどあなたは心まできれいだね
3
つまらない見栄ばかり張る人間はつまらないけど少しかわいい
(
呟いて消すことに慣れ宛先が君だったこと君は知らない
)
4
.
(
ピリオド
)
は点だね
!
(
ビックリマーク
)
はiの逆だね 終わりにしよう
0
水
(
きみ
)
を得た魚なんだよ僕はこの世界でいちばん無敵なんだよ
4
あの頃は目が合うだけでよかったし先に逸らせば勝ちだったのに
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あの人の墓前の土に芽吹きたい 時折降る雨だけで生きたい
1
春風も二人も絶えることはなく世界が終わるなら今日だなあ
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好き
(
ぼくたちに短歌はもう必要ないね たったひとことそれを言うのに
)
4
貸していた小説の表紙のにおい嗅げばあなたはまだ生きていて
3
背徳の味がしたのだ
白桃
(
あのひと
)
の表皮を舐めた四秒あとに
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君のこと酸素と喩えた日に知った 酸素は毒だ(間違ってない)
13
君以外画質の悪い夜だった ふたりで揺れて
どうか
(
同化
)
していた
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好きなもの好きだと言えるその口の「すき」の動きが何よりも好き
4
インスタは
t
(
トン
)
ではなくて
g
(
グラム
)
だし軽い気持ちで匂わされたい
4
忘れない忘れたかった忘れちゃう忘れる忘れたら忘れんな
(
あなたへの五段活用考えるずっとあなたの生徒でいたい
)
8
英単語覚えるふりをして逸らす目、七時、電車、stranger
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こんなとこまで剃っちゃってどうするのばかだなあたし 深夜の一時
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ぼくのデオキシリボ核酸ときみのデオキシリボ核酸が混ざる
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海を橙で塗るあの子が見てる世界にぼくは影すらなくて
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傘を忘れた嘘をついてもいいし止まない雨があったっていい
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汚さをぜんぶ流してほしかった朝のシャワーに紛れた涙
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