すみ
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投稿数
109
地の底のその果てまでもどこまでも追いかけるから覚悟しててね
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もしきみがいなくなるなら共にゆき業火で焼こうアップルパイを
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きみの眼にうつる世界が美しくあれと希いし朝のひととき
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憂鬱な朝のちいさな楽しみはシリアル入れた甘い牛乳
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おみやげのヨックモックを持ち帰り割れてなかった今日はいい日だ
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あの夏のミニスカートのポケットのいちごみるくのキャンディの殻
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あのころはもっとぴかぴかで大きいと思っていたのタイムカプセル
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五億年くらい生きてと願いつつきみをひとりにするのも嫌で
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「よかったね」そう言いながら引き攣った頬がばれないように笑った
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透明なガラスを隔て悠々と泳ぐ人魚に手を振ってみる
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人間を愛してくれてありがとう きみの毛並みよ永遠となれ
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ぴかぴかの首輪光らせゆくいぬのやわらかな眼の愛おしきかな
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春よりも春らしくいる春のうた聴こえないまま歌わないまま
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耳たぶの痛みすら愛おしくなりて真珠のピアス揺らしつ歩く
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スカートを翻しゆく春の風黄色いカバーランドセルの背
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昼過ぎの春の匂いを吸い込んで踵を鳴らす紺のローファー
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やわらかな春の匂いに誘われ見上げた先に伸びてゆく雲
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魔法より鮮やかなる手見蕩れたり羽ばたいてゆく飴の白鳥
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端っこの折れた歌詞カードにもらうサインが少し滲んでみえた
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うつくしい世界をうつくしいままに愛せるように瞳を閉じた
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立ち止まる場所は決まって橋の上青い自転車鳴らされるベル
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知らぬ間に書きなぐられた告白に消しゴムかける試験日の朝
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手のひらに収まる薄い端末で億光年の果てまで行こう
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雪国の春は幾分控えめに土の匂いの這い回る道
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死にたいと言ってみるだけ本当はなにもしないで眠りたいだけ
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朝を待つ眠れないまま目を閉じるまた夜を待つ眠れないまま
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イヤホンで繋ぐ三百五十キロ被った毛布あなたの吐息
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僕はミトコンドリアだった時代からあなたのことを識っていたんだ
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本棚に並べたお気に入りたちがつくる宇宙へ旅をする夜
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まっさらなルーズリーフに立ち向かう なけなしの言葉を武器にして
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