咲弥
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日常を詠みながら、うたかたの御縁を嬉しく思います。
自然と読書と登山も好きです。

南国の 果実が届く 嬉しさや 親思ふ子ら 巣立ちを祈る
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むくむくと 入道雲の ごとくなり 言葉は湧きて 血や肉となる
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風鈴の 音色は 夏の思ひ出を 泣いた分だけ 美しくする
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寂しさに 気付かぬ時は 過ぎやすし きらきら光る 無邪気な笑顔
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故人達 お盆に帰省 するを待ち 元気なるかな 年老いた母
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静と動 真逆のようで 延長線 静から生まれ 心身の動
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彷徨える 人の心は 玉手箱 移ろいやすく けふは何色
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陽の光 全ての人に 降り注げ 優しく強く 隔たりもなく
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気にならず 苦にもならない 人になり 霧雨となり 土に還りぬ
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旅立ちは 全てのものを 手放すことと 思い巡らせ 香を焚く朝
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縁あらば また逢えむとす 潔さ 時は戻せず 先を見るのみ
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風が吹く 同じ日はない そんな事 知っているから 風よ吹け
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木は木とて 花は花とて 生きる道 人はいかよう 生くるべきかは
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ブルーベリー 数粒獲りて 食卓に 小さき庭の 夏の楽しみ
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優しさに 触れた心は 強くなり 温もりだけを 散りばめてゆく
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夏を待ち ようやく外界 羽化できず 蝉の幼虫 亡骸が泣く
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窓を打つ 雨音強く 響く夜は 墨の香りが 心に響く
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夏空に 思いを馳せて たまを追う 高校球児に 努力教はる
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常はなし そらの広さも 人の世も 移ろい続く 時といふもの
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この一瞬ときは ソーダのごとく 泡となり 人は記憶を 組み立てている
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懐かしい 万年筆で したためる 一文字ずつに 生き様滲むにじむ
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生きている いま生きてると 自覚する それ以上でも それ以下でもなく
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百合の花 威風堂々と 咲く朝や けふは記念日 育つ球根
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古代より 人の愚かさ 包み込み 魂宿す 縄文の杉
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空を舞う 鳥から学ぶ 幸せは 心を放ち 生きる姿勢
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風そよぎ 柳の枝は 折れずとも しなやかに吹け 心の隅に
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墓参り どんな息子に なったかな 想ひ涙す 夏の日の午後
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つまずいて 転んで立って また転ぶ 何回だって 起き上がってやれ
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終わらない 痛みはないと 腹括り 痛み苦しみ 今世限りと
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光差す 苔むす寺の せせらぎに トンボ止まりて 幕上がる夏
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