Utakata
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文章みたいに流し読みできるようなものを投稿しがちです。
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たまに飲む酒は慣れない味がする 前はしこたま飲んでいたのに
4
淡い恋心を持ってた昨年は 見るものすべてがバラ色だった
5
特急が来なくなった街を見つめ
超特急
(
北陸新幹線
)
にひそむ影かと
5
美しき光の芸術眺む横 華奢な手先に目を奪われた
6
「きょう虚無だ」ぽつりと友がこぼす朝 なにかあったら頼っておいで
12
金沢駅 能登路のバスの待機列 あなたはどこへ?と老婆がたずねる
5
「
北陸
(
ほくりく
)
」のことばの響きは物寂し 「北」のしわざか「陸」のしわざか
3
空調は19度という指示が来た
(
それもう暖房を動かす意味がないのでは?
)
雪国にある国立大学
11
大企業 「やばい」「えぐい」しか言わぬ 語彙力のない採用担当
8
実は私 金木犀のアレルギー 甘い香りは手ごわい強敵
5
インターン 会社の印象悪くとも きちんと深くお辞儀はしておく
8
スーパーでお目当てのソース買い求め 気づけばカゴにはハムカツがいる
8
福井駅を歩いていると 半袖で夏を引き連れる若者がいた
7
一時間に一本走る鈍行で 乗り遅れかけの客 みなで少し待つ
7
恋のあじ 我から遠くなりにけり まだそれほどに味は知らぬが
9
就活の「ガクチカ」ひとつも出てこない 大学生活 虚無だったのか?
3
一日に 街へゆくバス 三度あり 徒歩でも行けるがバスに乗りたい
5
真夜中に 窓を開ければ ひんやりと 冬が顔出す金沢の秋
7
「まぁお前 精神年齢オトナやな」自覚はないが悪い気はせぬ
6
作法とかちょっとあんまりわからずに 魚のフィレをぎこちなく食う
7
先輩と語り合うのは仕事話 学生にはよくわからないけど
2
苦いのでビールはあまり飲めないが 嫌いではない 微妙なちがい
4
早朝にひとりで降り立つ異国の地 心細さに負けそうになる
7
さびしさを紛らわすため人波にもまれたくなり 外へ出かけた
6
誕生日 友のいるバー立ち寄れり グラスの露が飲めよと急かす
4
河北潟へひまわりを観に行ってきたが 主役はみんな
陽
(
ひ
)
に背を向ける
2
数日後 年齢をひとつ重ねるが 「はたち」 の響きの尊さを知る
5
「ひとりで映画観てきたよ」と友が言う チケットは2枚あったらしいが
6
重い腰をあげてあしたもアルバイト 質は落とさず・でも上げすぎず
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「神戸市の課題は人口減少です」地元を離れたこの身に刺さる
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