Utakata
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悠久
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顔しずめ背中まるめて魚突く 子らの背中は皮がズルむけ
1
半ドンで 地区に散らばり子ら急ぎ山車引く準備 偲ばる祭り
6
不安げに顔出す路肩の花たちよ もう初夏なるぞ 何を恐れむ
5
リメイクとリブートの差はいかなるか? 君曰く修繕と立て直しの差じゃないの?
2
久しぶりに流す涙 鼻につく これも一種のペトリコールか
1
君の声「もう終わりだね」耳入り 頭の中でフラクタル化す
1
朝なれば くすみし路地を歩く猫
絢爛
(
けんらん
)
な
夜
(
よ
)
はどこに潜まん
2
キャッチボール見えなくなるまで父とした 玄関前の夕暮れの道
10
組み分けで最後にやっと 指名さる時の気持ちが 動機なのです
2
腹すかせ弁当見るのが楽しみで 朝のキッチン避けて出かける
13
妬
(
ねた
)
むより
他人
(
ひと
)
のしあわせ喜べる そういう人に俺はなりたい
7
日めくりの
暦
(
こよみ
)
の先にハート描く 電話ひとつで破いて捨てる
2
朝日浴び朝顔たちが騒ぎだす 蝉に負けるな 夕萎むとも
4
木漏れ日の下で
手枕
(
たまくら
)
君は横 よしなしことを語り合いたい
3
リサイクルショップで求めしカセットデッキ 倉庫の奥の夢起こすため
4
病室に響きし
音楽
(
おと
)
は若き日に 苦しさ共に過ごしたメロディー
2
この俺は火花の中をよこぎりし 光みてから宇宙気になる
4
姉さんは空に輝く火玉より 腕からませし彼氏気になる
4
弟は空に弾ける花火より 参道にたつ出店気になる
5
ママチャリを通学で乗る姿見てアイツはきっと良いママになる
5
偶然に本屋であった 何読むか気になりにわかストーカーになる
5
我が名前住所年齢ふせてこそ胸中さらせる投稿サイト
4
いつの世も朝待ちわびる人の多きを知り得ても気持ちはあけぬ
5
散歩中道路挟んで目が合った 時間が止まる僕とノラ猫
7
一番の観光スポット避けるのは次また来る日夢みたいから
3
大学を辞めた予備校にもいかず 仕切り直しの受験に挑む
4
引っ越した下宿近くで見つけたり 馴染みになりたい小さな古書屋
4
春先は見慣れぬ顔によく出会う 朝食前の池の周りで
2
まだ尽きぬ叶えて欲しい願いあり 二重にかかる虹よ消えるな
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あらし過ぎ雨戸を開けるその刹那 よぎる巣くりし小鳥の姿
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