Utakata
登録
Login
悠久
フォロー
24
フォロワー
17
投稿数
157
« 最初
‹ 前
1
2
3
4
5
6
次 ›
最後 »
苗育ち
田圃
(
たんぼ
)
に
映る
(
うつ
)
景
(
かげ
)
きえる君のひとみの僕もやっぱり
3
観光も帰省もせずにただ過ごす余る時間を分けてあげよか
5
少しだけ
畔
(
あぜ
)
にて眠る耳元でもう起きろとささやく薫風
5
君は逝く「ごめんね」でなく「ありがとう」僕に残してグッと手握る
3
帰省して
五月蝿
(
うるさ
)
がられて根を上げてUターンまで三日かからず
5
渋滞は神が負わせし試練かと思う親・家族への日頃の不幸
2
「ちょっとだけハグしてもいい?」君のいう ちょっとはとても強くあたたか
8
透けている器としての仕事終え光り輝く片と死す/瓶
1
おもむろに
床
(
とこ
)
から抜け出外覗く晴れでも何もしない休日
2
風邪ひくと桃や蜜柑の缶詰めが食べられるものだと信じてた
5
押入れのカバンの中にパスポート 国は国でも夢のディズニー
4
虎刈りの芽吹く街路樹覆うほど激しく繁れ夏の陽あびて
4
夕暮れにやんわりゆるく風が吹き取り込む前の鯉がよろこぶ
17
いいね無い歌をデリート白紙にしリメイクしてからリサブミット
3
家の裏壁に貼り付くカマキリの卵のかえり春ともに待つ
3
夢のなか貴方とわたしは大喧嘩 お願い獏よ 食べて下痢して
5
通勤でいつも見慣れた街なのに 気づかなかったこのデートスポット
3
陽の照らす場所に鉢寄せ 花を撮る 初夏の朝日を 背にうけながら
6
お互いの気持ちさめても 手元には 二人で買ったサーモスカップ
9
旅先で二人一つのカキ氷 スプーン一つ取り合いながら
4
鏡台に吊るし翡翠の勾玉に 笑顔のあなた 呪うの今夜
4
爽やかさより暑さ勝つ初夏待った 観光地で氷が爆売れ
1
春になり同じ時刻のジョギングで 挨拶交わす顔が多彩に
4
葉にたかる虫をプチプチ潰してく ツンとすまして伸びる薔薇の木
1
下校途中の軒下で雨宿り 君走り寄るドラマみたいに
4
遠足でお菓子のかえっこ わらしべ長者みたいで食べる暇もない
3
突然の雨も満更悪くない君も一緒に足止めさせて
5
とたん屋根叩く雨音落つ雫 かなでるリズム しずまるココロ
5
「腹一杯食べさえすれば
悪
(
わる
)
しない」 下宿に貼ってた破れし標語
5
先に寝てしまうのが負けと感じた 試験期間は下宿も勝負
4
« 最初
‹ 前
1
2
3
4
5
6
次 ›
最後 »