Utakata
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平蓮世 たいらはすよ
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歯に脆きポン菓子の板 零るれば 多分を鳩の糧に
頒
(
わか
)
てり
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味もなき白湯をすすりて酸ひ甘ひわが身の内の塩梅を知る
19
フレームにわがものとせし化石には一千万と我の
二年
(
ふたとせ
)
11
電話置き空のけはひを伺へば凍つる奥羽の
雪解
(
ゆきげ
)
は遠く
13
アムール・ド・ショコラの熱ゆ這ひ出でて身に冴ゆる気や 冬の望月
9
玻璃
(
はり
)
かこむ鉛はその美に沿ひてありおのが重さを知らぬがごとく
11
解けきらぬ霜を踏みゆき貼り紙の冬物在庫一掃セール
9
電話口怒鳴られてゐるあひだにも思考は既に特売の棚
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銀行の辻に人波たうたうと 資本の熱の
循
(
めぐ
)
りは止まず
9
値札だけ静かに替はり昨日とは重さの違ふ買ひ物籠や
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円高とニュースは告げる夕餉には安くなりたるものは並ばず
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