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結城 さき
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光陰つむぐ。
私から生まれた、私だけの三十一文字。
日本・世界の各地を訪れ、出逢った方々のお話から浮かんだことを歌に詠んでいます。
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静寂を 微かに破る 針の音(ね)に 幼き頃の 学び舎を想ふ
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言の葉で 人を傷つけ 傷ついて… そんな私を 変えた「遍歴」
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「天使」さえ 命奪はる マンダレー 民の居場所ぞ いづこにかあらむ
10
過ちを 繰り返すがは 世のならひ ならばふたたび 戦(いくさ)にならむ
14
在りし日の 君の余韻に むせび泣き 路傍を洗う 雨に紛れむ
12
平和への 祈りをのせた 歌さえも 虚しく聞こゆ キーウの夕べ
12
この世をば 人のこころの ちゃんこ鍋 旨しや否や 食らひてみむや
10
ゆらゆらと 魂宿る 駅舎にて 今宵も君の 囁きを待つ
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もがけども 終ぞ届かぬ 秘めし愛 舞ひては消えゆ 粉雪に似て
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大海を 渡るためにぞ 舟を編み 小さき光 すくい集めむ
11
血のかよう 言の葉たちと 寄り添いて ともに渡らむ この大海を
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頬つたふ 泪をはらふ しぐさこそ 君のこころの 在り処なるらむ
7
はじまりの 光を浴びて 励まされ 言葉の海を 渡る舟編む
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木漏れ日を 縫ひて頬うつ そよ風に 君の吐息と 紛ふ淋しさ
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笑み湛ふ 君のひとみの 奥底に 戸惑い隠す 嘘ぞ映さむ
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可惜夜を ともに過ごせし 君さへも 淡き記憶と なりにけるかな
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追いかけて つかまえんとして 逃げられて 空に召されし 君の温もり
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君がいま 面影ゆれて はらはらと 鏡となりし 雨のみぞ知る
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