結城 さき
18
15
投稿数
80

光陰つむぐ。
私から生まれた、私だけの三十一文字。

日本・世界の各地を訪れ、出逢った方々のお話から浮かんだことを歌に詠んでいます。

わらはより ともに遊びし ふたりなれど ゆゆしきいくさ 仲を裂きぬる
7
戦場へ 向かふ背中に 誓ひしは ふたりの契り かたく守らむ
7
静寂を 微かに破る 針の音(ね)に 幼き頃の 学び舎を想ふ
12
言の葉で 人を傷つけ 傷ついて… そんな私を 変えた「遍歴」
7
「天使」さえ 命奪はる マンダレー 民の居場所ぞ いづこにかあらむ
9
過ちを 繰り返すがは 世のならひ ならばふたたび 戦(いくさ)にならむ
13
在りし日の 君の余韻に むせび泣き 路傍を洗う 雨に紛れむ
11
平和への 祈りをのせた 歌さえも 虚しく聞こゆ キーウの夕べ
11
この世をば 人のこころの ちゃんこ鍋 旨しや否や 食らひてみむや
9
ゆらゆらと 魂宿る 駅舎にて 今宵も君の 囁きを待つ
8
もがけども 終ぞ届かぬ 秘めし愛 舞ひては消えゆ 粉雪に似て
7
大海を 渡るためにぞ 舟を編み 小さき光 すくい集めむ
10
血のかよう 言の葉たちと 寄り添いて ともに渡らむ この大海を
8
頬つたふ 泪をはらふ しぐさこそ 君のこころの 在り処なるらむ
6
はじまりの 光を浴びて 励まされ 言葉の海を 渡る舟編む
12
木漏れ日を 縫ひて頬うつ そよ風に 君の吐息と 紛ふ淋しさ
8
笑み湛ふ 君のひとみの 奥底に 戸惑い隠す 嘘ぞ映さむ
8
可惜夜を ともに過ごせし 君さへも 淡き記憶と なりにけるかな
9
追いかけて つかまえんとして 逃げられて 空に召されし 君の温もり
10
君がいま 面影ゆれて はらはらと 鏡となりし 雨のみぞ知る
6