結城 さき
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光陰つむぐ。
私から生まれた、私だけの三十一文字。

日本・世界の各地を訪れ、出逢った方々のお話から浮かんだことを歌に詠んでいます。

こみ上げる 君への未練 はらいつつ 微笑み湛へ 別れを告げむ
21
憎しみと 誤解うごめく この世にも 人の真ごころ ありと信ぜむ
18
今はただ 小さき肩を 抱き寄せて 君が孤独を 取りて除かむ
17
生まれたる 祖国の違ひ 越えゆきて 育て守らむ ふたりの愛を
15
吹きすさぶ 雪の大地に 咲く花の 君が決意と 覚えなりしか
16
降りかかる 数多あまたの試練 凌ぎつつ 果たし遂げなむ ふたりの夢を
13
笑み浮かべ 逝きしあなたの 面影を 独りたどるは 梅花の旅路
16
ほとりわき 香る萌芽の まなざしに 君が季節の 来るをぞ知る
10
唇を 重ねし折の 温もりに 君が鼓動の いたづらを知る
12
静まりし 宵のとばりに 聞こゆるは 駆け寄る君の 清みし呼び声
10
わらはより ともに遊びし ふたりなれど ゆゆしきいくさ 仲を裂きぬる
9
戦場へ 向かふ背中に 誓ひしは ふたりの契り かたく守らむ
8
静寂を 微かに破る 針の音(ね)に 幼き頃の 学び舎を想ふ
14
言の葉で 人を傷つけ 傷ついて… そんな私を 変えた「遍歴」
7
「天使」さえ 命奪はる マンダレー 民の居場所ぞ いづこにかあらむ
11
過ちを 繰り返すがは 世のならひ ならばふたたび 戦(いくさ)にならむ
15
在りし日の 君の余韻に むせび泣き 路傍を洗う 雨に紛れむ
13
平和への 祈りをのせた 歌さえも 虚しく聞こゆ キーウの夕べ
13
この世をば 人のこころの ちゃんこ鍋 旨しや否や 食らひてみむや
11
ゆらゆらと 魂宿る 駅舎にて 今宵も君の 囁きを待つ
10
もがけども 終ぞ届かぬ 秘めし愛 舞ひては消えゆ 粉雪に似て
9
大海を 渡るためにぞ 舟を編み 小さき光 すくい集めむ
13
血のかよう 言の葉たちと 寄り添いて ともに渡らむ この大海を
11
頬つたふ 泪をはらふ しぐさこそ 君のこころの 在り処なるらむ
8
はじまりの 光を浴びて 励まされ 言葉の海を 渡る舟編む
15
木漏れ日を 縫ひて頬うつ そよ風に 君の吐息と 紛ふ淋しさ
10
笑み湛ふ 君のひとみの 奥底に 戸惑い隠す 嘘ぞ映さむ
10
可惜夜を ともに過ごせし 君さへも 淡き記憶と なりにけるかな
11
追いかけて つかまえんとして 逃げられて 空に召されし 君の温もり
12
君がいま 面影ゆれて はらはらと 鏡となりし 雨のみぞ知る
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