Utakata
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ぽり
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君が履くスカートの上に咲く花の名前を知りたいそう思ったよ
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閃光を放って消えていくものよ電球花火ひとの命は
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どのように割り切ろうとも割り切れぬ数字は素数に想いは詩に
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愛してるその一言を言わないで去ってゆくのも愛かもしれない
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最後まで残った手札のジョーカーが泣いているのを見てしまった
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求人を募集してますこの都市の底に澱んだため息掃除の
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あの夏の日の入りのようにゆるやかに私の最期もそうでありたい
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この宇宙で私は独りそんな気がする時もある人混みの中
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詩短歌俳句小説エッセイも皆誰かの可愛いこども
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バッテリー残り僅かで耐え忍ぶスマホはまるで私のようだ
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こんなにも涙がいっぱい流れたらいつかは綺麗な海になるかな
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天ぷらを揚げるのあなた下手くそねそう言われそうな人生でした
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真夜中の急な来訪こんばんはあの日抱いた罪悪感です
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サブスクのマイリストにあの人の好きな映画を追加してみた
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いつだってぶつかる準備は出来ている曲がり角を曲がる少年に
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誰も彼も目覚めたくはないいつまでも楽しい夢を見ていたいから
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あの人と話すといつも肩見てる目が合ったら石になるから
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スイカに塩をかけて食べるように真逆だけれど合う私たち
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言葉のキャッチボールに失敗しあの日のボールは見つからないまま
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歩くことをやめた者から脱落ですそんな僕らはマグロみたいで
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将来という言葉に怯えずにいられたのはいつまでだったか
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苦しみもいつか訪れる幸福の伏線なのだとねえそう言ってよ
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いつの日か何者かになりたいと思う人達がひしめく都会で
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ごめんなさい海の泡になることを受け入れるほど利他にはなれない
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ガラスの靴を何度も落としてみたけれどいつまで経っても王子は来ない
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行く先をなくした想い載せながらゴミ収集車は街を去り行く
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行儀良いお辞儀の代わりに中指を立ててやりたいカーテンコールは
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人生に◯か×かはあるけれど答え合わせまでしてはくれない
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思うまま生きてゆくことが出来ぬならどうか思うまま死なせてほしい
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極楽より一筋垂れる蜘蛛の糸引きちぎるのが僕にはお似合い
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