Utakata
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あそん123
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語り合い 言葉にならぬ思いさえ 通じる友よ 今は何処へ
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人の世は 蒼然暮色の海原に 絶えず満干く さざ波の雅楽
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夏草の しずくも落ちぬ別れ路で雲間に消える 彼岸のたむけ
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仲秋の 夜空の海に散る星や 町へ街へと 跡も残さず
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奔流に 砕かれし恋 水のよう もとに戻らず 秋惜しみ発つ
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夏過ぎて 秋の調べを奏でるは 風に棚引く 斎庭の稲穂
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いずこから 迷いて来たるカブトムシ 土産ひときれ スイカ渡さん
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惜世(あたらよ)に 君と出逢える一日は万里の旅路 泡沫の夢
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皆だれも 燦然とした星であり誰かのための 奉仕者たらん
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父母の 姿を隠す春の雲 見えずと慕う 黄昏の海
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高砂の 山の麓の学舎で学び嬉しき 学童の唄
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東風そよぎ 夜空の幕が揺れる度眠り誘うは 蛙の調
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学修め 業を習えど道半ば望洋たる海 泳ぐが如し
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家主なき ポストに溢る紙面から 麦秋しらす 空暇乞い
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下鴨の 社に吹雪く桜花 迷える我の 恋文となれ
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大和唄 詠む心には玲瓏と響かん祈り 灯火となれ
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元気かと 笑みを湛えて訊ねても愁色浮かぶ リノリウム床
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飴色に 褪せた愛媛のみかん箱 底に眠るは 日の名残かな
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在りし日を 偲びあぐれば 双眸に露と流れし 春雨の唄
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今日という 昨日の明日を知らぬればこの初雪は
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ひとみ濡らさず
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木津川の 水面に映る薄暮から吐息に霞む 白い暗闇
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