落日平民
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万葉の歌人に倣い人生を優雅に送る術を学びて

白鷺が いつもあの溝 あの川に 住んでいるのが 今や有名
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春が来て また冬が来て 風が吹く 散歩に行くか すぐまた戻る
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散歩中 一粒の雨 目に入る 手術の傷が 治らないのに
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強い風 追いかけられる 夢を見た 不安なんだな 退職したら
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罪という 病が覆う この世では ワクチンさえも ままならぬまま
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病院が 人の心の 病まで 直す能力が あるのだろうか
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現実の 悲惨な姿 認めれば 処置を施し 病を癒す
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ただ生きて 機械のように 働いて 廃れ壊れて ただ死ぬなんて
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人生は 他人と関り 交わりて 愛を感じて 涙するもの
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助けてと 会話の狭間 聴こえたら 無視はできない 愚かな男
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衰えた 体と心 眼には 他人の苦難も ぼやけてしまう
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罪深き 闇の世界に 首を入れ 眺めてみれば 泥をかぶりて
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たこ焼きが 真実語る ようにする 他人の家庭の 闇を焦がして
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チュンチュンと 5階の窓の すぐ横の 穴から聞こえ 春よそこまで
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始まれば 終わりがありて 永遠に 生きられるよう 備えはまだか
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人として 赤子に生まれ 成長し 歳を重ねて もう終わりかな
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ツグミかな 山に畑に 飛び回る 春の陽気を 察するように
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青空に つんざくような 梅の花 冬を叱りて 春の到来
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どこにでも 昼の最中に 散歩する 老人たちの 足音弱く
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山河あり 人の姿は 移ろえど 春夏秋冬 留まり知らず
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人間は 嘘をつくから 嫌いだと 言えば孤独だ 正直者は
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裏表 ないと思った 人間が 演技だったと 思う瞬間
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知らなくて 見過ごしにして あきらめて いつしかネット 主人となりぬ
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実際に 何がどうして どうなって わけもわからぬ インターネット
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小賢しい ネット世界に 埋もれれば 生きるも死ぬも 夢のまた夢
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生きている 感じはいつも 歩く時 ネット離れて 真面に戻る
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人間の 世界は暗く 物騒で 自然はいつも 穢れがなくて
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枯れ果てた 野山に梅が 咲き出した 鳥は歌いて 春はそこまで
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こんな谷 こんなところに あるなんて 車で行けば 気づかないでしょ
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人間の 造ったものに へどが出る 呟きながら カメラを覗く
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