Utakata
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くつした
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2021年から始めました。
拙くも続けて行きたいです。
(映画にまつわる短歌がたまにあります。)
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6歳のわたしが並べていたものは おはじきじゃなくて宇宙なのです
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こんな日の回復策は心得ているんです 電気毛布と
猫
(
You Tube
)
さえいれば
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いつの日か存在だって忘れちゃう 筆箱の底の砂消しみたいに
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ぬいぐるみ捨てるよりずっと簡単に 誰かの気持ち手放すLINE
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列車降り恋のはじまり夜明けまで 知り尽くせたら埋め尽くせたら (Before Sunrise)
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この冬も寒さに慣れてしまったよ 痛さ寂しさ怖さもついでに
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綿菓子の芽がプクプクと出てきたら 薄めたミルクじょうろでまいて
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イニシャルでざわつく鼓動に嫌気さす 立派な大人の安易な思考
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終わる冬放たれる冬父居ぬ冬 降り注ぐ冬泣き止めぬ冬
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好きだとか言うだけ無駄さ、いつだって 言った途端に物足りないんだ
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会うことは決まってた、青の示すまま 私を見付けるあなたを見付けた (アデル、ブルーは熱い色)
2
雨降れば君、思う窓 指先に辿る雫や、其処に映るは(シェイプオブウォーター)
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行き先はエアロバイクと私次第 ひたすらに漕げファミマへ谷へ
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金曜の午後早退して映画館。 怒り晴々コーラで流す
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泳ぎたい?もっと遠くに行きたいの? 鳥が見る夢、本当のきもち
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当てもなく目黒に降りて裏路地へ 何に勝つのか、とんかつ食べる
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「コーヒーは豆から挽くの」呪文だよ。 意識の高さ植え付けにくる。
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不機嫌と残り少ないオーデコロン 母の足音冷めたみそ汁
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耳澄ます、遠いサイレン揺れる枝 ケンカする猫眠れない夜
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ハンダこて、ドライバーなら十本ある。 独りで生きる、覚悟もあるの。
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触れられぬ触れられぬとも、側に居て まばたきの音が聞こえるくらい
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忘れたい。頭かち割り取り出して 漂白したい、シーツみたいに
3
息を吐く。震える足で立ちすくむ 私は上手に、泳げるだろうか
2
雨降りも 腐った夜も服脱いで お風呂に入れば 忘れちゃうから
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君を待つ 十分前の緊張感 十分遅く 出れば良かった
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こんな日は、日向で暖をとりましょう ちょっと座って、話をしよう
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消去する。スマホに残したリストなど 言えたためしが一度も無いし。
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かかってこい。さあ、沈黙よ。 カフェオレに、膜が張るまで待とうじゃないの
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記憶より、鮮やかに君。よみがえる。 桃の香りと自転車の風 (君の名前で僕を呼んで)
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ナビを切る。連れて行かれるくらいなら、知らない場所の迷子でいたい。
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