Utakata
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ななめ
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大学生です。よろしくお願いします。青が好き。理系。
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全てが水溶性なら この世界海に沈めて海と太陽
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日曜の甘ったるさは雨の中 「地球滅びろ」 ふふふとわらう
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葉が落ちぬ秋に逆らう木は春に色づき主役に躍り出るさ
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灰色の刑務所みたいな校舎出て 「みどり、みどり」と呟き歩く
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鳩の鳴くリズムに昔の恋心重ねて微笑む黄色い帽子
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休憩所 空席一つ入れない 私の席じゃないと知ってる
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柔らかな花をむしって後悔と共に散らして明日には忘れる
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感傷を晒すプライド 愛情は見せずにしまって腐らせる
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桜いて春待つ理由を尋ねても 何にも言わずに立っているだけ
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泣きながら気づく草木の微笑みも 秋の寒さに少し吹かれて
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夕日見て晴れるといいな言う君の 一秒後すら分からないのに
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手の中に活字に起こせる物はなく 過去をただ悲しんで進む
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段登る 見えない鳥居 後ろすら振り返れずに抜かされていく
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地を見つめ 血まみれナイフ離せない 空の青さが嘲笑う日よ
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欠点を一つ二つと数えても 月は二十九日は欠けている
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カレンダー残り四枚病院で眠る祖父の細い手を思う
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集めたの一年分の満月を でも名月には勝てなかった
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二ヶ月後死ぬと残した横顔も 別に尊くなんかないのに
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頑張りに打ちのめされて階段の段の多さに吸い込まれそう
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各々が個人をしてる同じ椅子 一人分をはみ出さないように
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サイダーを心に注いだ君の手が 僕の首筋触れている真昼
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ネジ拾う機械は動く変わらずに ねじ切りだった母たちは
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眼鏡かけ分厚い辞書を飲み込めば神になれると疑わぬ子供
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このまんま大都会へと運ばれたい 田舎で人々見送る朝
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暗闇で一粒食べるラムネの名 思索しながら月が綺麗だ
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断って
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がかすめて首を振る あの山だけが僕らを見てた
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夏風の柔らか成分きっと秋 九月に追われて死にゆく命
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浮雲とサイダー飲んで陽が照る夏 彼方にあると人づてに知る
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突然の青と紫だけの世界 絡まる数瞬の決断
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はんだから出る湯気吸って
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を見る ムショの飯から出る水蒸気
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