Utakata
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ななめ
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大学生です。よろしくお願いします。青が好き。理系。
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寂寞の風に吹かれて蜜が降り気づかないまま死んでいくよう
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明日なんて知らないふりで耳塞ぐ 砂漠の寂寞一滴涙
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酒に沈め善も悪もさ全部嘘 心残りはあの花だけさ
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夏に雪降らす蛙の幻想や 静かな死たちを踏む喧騒
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晩秋の寂しさの中 夏心思い出せずに雲は流れて
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焦燥も妄想も悲壮弾けそう 早々に終われ明日のテスト
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寝転んで世界と背中合わせだね 君の髪にかかる春風
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あの霞晴らす日差しを待っていた 今は傘さえ思い浮かばぬ
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冬だねと言ってるうちはまだ秋で 雪の中では誰も言わない
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ぬぐってもまたぬぐってもついてくる 過去と名乗る煩わしいやつ
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頰の川 秋と冬の混ざる風 鉄塔の上 誰も見てない
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奈落前バスを降りて穴眺め 明日こそはと踵をかえす
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午前2時丑三つ時に目は冴えて今日は誰のおばけになろうかな
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青ばかり部屋の中は悲しみに変わりつつ包まれている
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疲れたが諦め受けた秋の模試 君は模試楽しいと言う狂気
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月光の白さを吸う背ただ光り 濡れた夜が染み込んでゆく
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月光や甘美な理想未だ来ず ブラック飲み干し本開く夜
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横になり腰に沿わせた恋人の腕が死体だった驚き
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シャッターに間に合わなかったその刹那 もうすぐ沈んで帰って来れぬ
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まあるい手握るキャラメル わたぐものような頰 一粒だけだった
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その花は一人で咲いた好きだった 植え替えられて見分けがつかぬ
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自転車の君との小道が金木犀と言うたび浮かぶ
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日付見ていがぐり飼ってるこの腹に ふうふうしたスープを一口
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脳と脳このケーブルで繋げたら 「私」と「あなた」は崩れてしまうわ
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全て無視一人ビートに浸るつまらなさ 投げたい何かをたくさん抱えて
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枯れた葉も雨に唄えば気持ちよく散りゆき草木の養分
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ふと知った「秋の香り」は金木犀 いくつもの秋が数珠のように
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いま君に投げたボールが返らない 突然宇宙に投げ出された
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時計見て効率規律テキパキ屋 陰で私は猫と遊んでる
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狭い傘、あの日の空、付けた傷 全ての青さが津波のように
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