二階堂
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鯰と骨と一期とメギドほか

殿の俺の肩ふとさはられて ふりむけばいちめんの秋桜
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林檎食ふ弟の頭撫でながらまるい骨おもふ秋の夕暮れ
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彼もまたきつと秘密を抱へをり鉄の軋みを臓器にて聴く
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(金色でまんまるの何かついて来る、俺だけですか)(これは罰だよ)
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陽と陰のあはひに落ちる圖書室で俺の主人は敗けて死にたり
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