Utakata
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如月弥生
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優しさに包まれたい日々 咳しても 独り呟く血混じりの歌
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だれのとも どこからでもない、なき声が響く。 遠くの、遠くのあそこ。
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迷子の日 私は私と手を繋ぐ 頼りない指 けれど確かに
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凍え死ぬ温度を冬と呼ぶのなら私は何遍死ねばいいので
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あの人と
同
(
おんな
)
じ歌を聴く君に歌ってほしい似てない声で
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いい歳の猫よなぜ鳴く 寂しいか、子猫のような声を出すほど
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声揺れし求む心の独り言 消えてなくなれ我が無の場所に
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誰となく愛恋すれど人はなく 示し合わせた文字の慰み
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秋晴れの赤い光に照る髪の 染めし我執の恥知らぬ君
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雨濡れし椿の赤のくすむ色 憂う心を食って咲いたり
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太陽も月もいない 電球の切れた部屋と腫らしたまぶた
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