Utakata
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如月弥生
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優しさに包まれたい日々 咳しても 独り呟く血混じりの歌
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息継ぎのたびに増やしたアカウント ここの酸素ももうなくなった
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朝がすぐやってくるから詩を織るの わたしの夜を忘れないでね
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色のない波に誘われ焦る春 まだ熟れぬ緑 果ては枯れ草
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真似しても 君になりたいわけじゃない 輝き方を知れる気がして
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君じゃない私に選べぬ色を手に まぶたくちびる この部屋でだけは
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醜さを隠すついでに星ふたつ 目尻に光る君の面影
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花の蜜吸って生きてたむかしには苦い蜜など知らずにいれた
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別人のように笑う今の君のしあわせだけは変わらず在れと
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土砂降りの涙の
理由
(
わけ
)
を歌う歌 月が朝日を呼び起こすまで
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夜の雨 あなたとならば寒くない ひとりの足音 ポッケの右手
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どうかまたわたしに笑顔をくださいな 夢のなかでも 死のまぎわでも
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望まれないままに望まぬ暮らしをし ただただ望むあなたのしあわせ
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浅くなる呼吸の語る苦しみは もう生きられないあの日を望む
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空っぽの杯に注いだ空想の愛を
呷
(
あお
)
るわ味気ない夜
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血の味がするグラタンでギャグ漫画思い出し笑う独り身の夜
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呼び声が遠く頭の中響く 行方知れずの君に似ている
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死相すら見える不幸続きの今日も あなたの吉日かもしれないなら
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人に酔い 人に噛みつき 人に泣く 我慰むるは誰居らぬ空
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満員のバスから眺む
朝晴
(
あさばれ
)
の優しい色に会えぬ君想う
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棒の足休めるひととき見上げれば雲のあいまに光漏れ差し
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冬山の遠く見ゆるは枯れ頭 暖取り丸まるキジ猫見たり
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いつのまに寝てたんだろう 一時半 とりあえず今は肉が食いたい
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喪
(
うしな
)
いしひとのかたちをした穴を埋める都合のいいひとはなく
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美味しいと感じる舌に励まされ 苦い暮らしに心を肥やす
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背を正す余力もなくば生きかねる 力まにゃだめか 楽しちゃだめか
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吐き出した涙産まれのユーモアは春まで届いて冬を越させし
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気の利いた言葉は贈れないけれど 美味しいお酒で乾杯しよう
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好きなだけ吐き出してきたつもりでも まだ知らないの 心の名前
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泡沫
(
うたかた
)
の名に似合いしは
短歌
(
みじかうた
)
いつか消えゆく心の墓標
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ふれあいの温かみだけを求めてる怠惰の罪の罰たる孤独
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