如月弥生  フォロー 7 フォロワー 7 投稿数 39

優しさに包まれたい日々 咳しても 独り呟く血混じりの歌

桃色のうさぎが心を飛び跳ねる ブルーの飛沫しぶき 君を纏えば 

真似しても 君になりたいわけじゃない 輝き方を知れる気がして 

君じゃない私に選べぬ色を手に まぶたくちびる この部屋でだけは 

醜さを隠すついでに星ふたつ 目尻に光る君の面影 

水底が冷たいからこそ懸命に泳いで掴むわ空 逆さ雨 

花の蜜吸って生きてたむかしには苦い蜜など知らずにいれた 

別人のように笑う今の君のしあわせだけは変わらず在れと 

土砂降りの涙の理由わけを歌う歌 月が朝日を呼び起こすまで 

夜の雨 あなたとならば寒くない ひとりの足音 ポッケの右手 

どうかまたわたしに笑顔をくださいな 夢のなかでも 死のまぎわでも 

望まれないままに望まぬ暮らしをし ただただ望むあなたのしあわせ 

浅くなる呼吸の語る苦しみは もう生きられないあの日を望む 

空っぽの杯に注いだ空想の愛をあおるわ味気ない夜 

血の味がするグラタンでギャグ漫画思い出し笑う独り身の夜 

呼び声が遠く頭の中響く 行方知れずの君に似ている 

死相すら見える不幸続きの今日も あなたの吉日かもしれないなら 

人に酔い 人に噛みつき 人に泣く 我慰むるは誰居らぬ空 

満員のバスから眺む朝晴あさばれの優しい色に会えぬ君想う 

棒の足休めるひととき見上げれば雲のあいまに光漏れ差し 

冬山の遠く見ゆるは枯れ頭 暖取り丸まるキジ猫見たり 

いつのまに寝てたんだろう 一時半  とりあえず今は肉が食いたい 

うしないしひとのかたちをした穴を埋める都合のいいひとはなく 

美味しいと感じる舌に励まされ 苦い暮らしに心を肥やす 

背を正す余力もなくば生きかねる 力まにゃだめか 楽しちゃだめか 

吐き出した涙産まれのユーモアは春まで届いて冬を越させし 

気の利いた言葉は贈れないけれど 美味しいお酒で乾杯しよう 

好きなだけ吐き出してきたつもりでも まだ知らないの 心の名前 

泡沫うたかたの名に似合いしは短歌みじかうた いつか消えゆく心の墓標 

ふれあいの温かみだけを求めてる怠惰の罪の罰たる孤独 

だれのとも どこからでもない、なき声が響く。 遠くの、遠くのあそこ。