白砂丿星〈ハクサノヘツホシ〉
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白砂のような冷たさの上には星がゆらゆらと。

君にでもあえているなら絶望し、私というものを捨てていたのに
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あきらめて人間ヒトの夢を捨てている。でも何故か今夢を追い求めて.....
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銅銭をはじいて思ふ永遠とわの夢 ただ望月と何時かの栄華へいあんじだい
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あなたにはわからないけどどうしても 「意味」を吐き出す私がいるの
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君は我ならずべければ心得らるまじとぞ思ふことなりけり
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夏が夏が夏が夏が解けてゆく 私にはもう戻れない
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とても我が「」あたひとわけなど見出さじ 我は鯨になりて消えなむ
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君らはつひに縛られたるばかりなり 我がごとく飛び立つべきことぞ
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「自在求め自在無くすくらきこと なり」と思ひ続けたることよ
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知恵を得しものはやさしき みづからのみを得しものはおごりけるかな
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夢のまま生きたるなれば なほかかる虚を表さむ文をかけるかな 
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うつつでは事行かぬもの我もまた さりしかなとぞ思ひ染みける
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光差す森の中にて鏑矢を 射る者どものよそほしきことよ
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夢うつつ蝶にてぐし去になばこそ 胡蝶の夢とぞ願ひける
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「幽霊の正体見たり」波の花 げにあるものにも怪しきものぞ
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......結局は消耗するの。君の夢は 消えてしまって....意味がなかった。
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屍の語る夢には 少しの夢と一抹のくう
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泡沫に綴る縦文字さればこそ 「汝が意味を表すべし」と
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冬の海足をさらすに消ゆる身よ あらまほしきは君ならなくに
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