Utakata
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鬱病のどうしようもない私には人付き合いは荷が重すぎる
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冷蔵庫急に黙ってわたしだけ眠れず夜に取り残される
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冷めたお茶飲み干し湯呑そのままに誰も読まないnote書く夜
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散らばったメジコンの殻、本当にこれらはきみを救っているの?
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君の手のその包帯の下だって綺麗だ、だけど上手く言えない
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おちてゆくタイトロープを踏み外しサーチライトは何も照らさず
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冬の雨凍える指が痛み出す信号待ちのバイクの鼓動
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転寝にきみとゲームした夢見てた目が覚めたとき少し泣いてた
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夜行バス遮光カーテンの隙間からオレンジのひかりただながれてく
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喉鳴らし わたしのもとから離れない 「不幸」という名のいっぴきの猫
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毎夜見る 肉の悪夢で目を覚ます 日ごとわたしがけずられていく
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歯並びも ミステリアスな雌雄眼も すべていとしく、飽きず眺める
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レキソタン 真暗な部屋で独り飲む 自殺マニュアルの表紙が光る
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泣き飽きて 淹れた紅茶にシュークリーム はんぶんこしたらクリーム垂れて
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明日こそ死ねますように、恐竜の絵を描きながら天井を見る
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朝寝して 温め直す筑前煮 具の歪さに苦笑いする
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うつしよが夢というならこの雨も紗幕に映る影かと思う
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漸寒や 空のケージに手を入れて 林檎の色の愛し子を呼ぶ
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九月尽 アイコン変える真夜中に 君の真似して猫にしようか
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昨晩の きみのくちづけ思い出す 抗鬱剤の糖衣の甘さ
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紅茶色の びい玉のよな 君の目が ブラウン管の中できらめく
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