瀬雨
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投稿数
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つながれし だれぞの愛犬横目見て きゅうくつなのはひとだけでなし
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ひぐらしが雲指差し叫ぶよう 秋刀魚さんまの形のあれは秋雲
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ビニール傘「そらみたことか 曇天から 君の怨念が降りだしたぞ!」
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アスファルトを あめんぼがごとく 歩く僕 安心していい 明日は嵐だ
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新鮮なこころをいためて味をつけ 美味しいソテー「はい、できあがり」
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善悪は時間とともに変わりゆく ためらいながらエアコンつける
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夏だからゆるされたい つぶやきをももよそじとか呼んでみたい
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三十一の歌病かなこのごろは まどろむ頭が七音さがす
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東から 星の一つが部屋に入り 瞬く間に我が血吸われる
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あくまでも そこに太陽ひかりをみつけるか ナナホシが夜半に群がる LED
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食料も娯楽も文具も100円です 陳列棚に己を並べる
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新しき衣をまとい嬉しげな まだ傷もなしスマホケース
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きんようび 今日のお昼は外にしよう 私のわたしを洗濯しよう
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生まれ持つからだの鎖 耐えかねて 分裂するの俺・僕・わたし
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おとといのLINEの既読が あなたの非実在性を証明する
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どうであれ 恋する者も せぬ者も 等しく照らせよ ストロベリームーン
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最寄駅 すれ違うだけの名も知らぬ あなたの足音おぼえてしまった
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ちがうのよ あなたがきらいなわけじゃない 雨にうそぶき うすい膜はる
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階段をのぼる先には清い空 偽善も偽悪も必要ないの
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まどろみの ふちでうまれた泡沫うたかたを はじけるまえに七七しちしちにのせる
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夢破れる夢を見て 夢持つ者に夢見、うらやむ女々しさに涙
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しめった風に 似つかわしくない激情のせる シュシュの趣もわからん奴め
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アバウトで輪郭のない午後 笑う君 二人分の影に落つ汗
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わたしがこうしてこうあるからには 忘れ物などどこにもないわ
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もう夏かと思う私と なくくらい自由にさせてくれと蝉ミーン!
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飽きもせず はるばる来たと君は言ふ 目に映るはまだ懐かしのしき
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