ホワイトアスパラ
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こちらでは短歌、自由律、くだらないことをつぶやいてます。仲良くしてやってくださーい。

北口のロータリーには鳩がいてあれが来るまでそれを数えた
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丁寧に生きるあなたを見ていると私もすこし優しくなれる
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目玉焼き黄身と白身の境界線 争いはなく平和な朝食
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夢ならば覚めないでほしかったなあ夢だから覚めないでほしいな
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全米の涙の理由を知りたくて検索窓に指を滑らす
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鼻セレブタワーマンション建設中いつか住みたいあの高層に
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だるいとかじゃないんだもっとぐにゃぐにゃでわたしのかたちがたもてないんだ
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箱庭のように並べた鼻セレブいつか住みたいあの高層に
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胸肉の罪悪感の薄さゆえ背徳の味に溺れてしまう
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満開の桜並木を見上げてはあなたを思い出して泣いた
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終電で変身ベルト締めながら明日の会議のプレゼン思う
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蛍光灯雨の降る街 水槽の魚と私はどこが違うの
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いつもの朝いつもの君いつもなら いつもが消えれば世界は変わる?
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心臓がキュッと鳴るのは君のせい恋の痛みは甘くて苦い
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フィルターを通した光は優しくて心の澱を浄化してくれる
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君が言うまたねの嘘を唇の動きで気づく春の薄氷
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暗闇がぜんぶ飲みこむ気がしてた振り返るんだ今もこわくて
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闇Yummy 帰り道には月もなくため息だけが白く浮かんだ
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黙り込む二人に風が吹き抜ける春の嵐よぜんぶ持ってけ
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許されてしまう軽さに戸惑えば花びらだけが風に舞ってた
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カーテンの隙間で揺れる白い影 静かに満ちる午後の寝室
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市場とは魚と声の交差点わたしもそこで迷子になりたい
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魚屋の灯りに浮かぶ鯛の赤 今宵わたしは鯛になるのだ
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新鮮な鯵のきらめき 包丁のリズムとともに命をいただく
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ポケモンの赤と緑を語る父「みどりはたぬき」と答える息子
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ふるさとの匂いを乗せて帰るバス潮風香るトンネル抜けて
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十四年あなたのいないこの世界で私はなにを思うのだろう
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砂浜に打ち上げられたコンテナは錆びて朽ちても記憶は朽ちず
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あの日から十四年というけれどまだ昨日のことのようにさえ
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あれからと問えば答えはまだなのかもうなのか時に迷子になる
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