Utakata
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たちどまり 良く分からずに 空をみる またふとよぎる ふられたんだと
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くちびるの 朱残るとも 手鏡を 降ろす指先 秋風ぞ吹く
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君想う 相手は違う 知りつつも 強く抱きしめ 涙は見ずに
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ひく波に 浮いて流るる この貝も うつろうものと 人の心も
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微笑みも 怒った顔も 切なくて まだいる様な 彼岸の夜は
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流す目に こぼれた酒は したたりて 身は許しても 心許さず
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長い夜に 小雨降りつつ 過ぐ風に 百夜の夢も 叶いやすきと
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秋空に 群れなして飛ぶ 渡り鳥 知りつつ鳴くか 我が思いまで
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あおる酒 一人飲んでも 酔いきれぬ どうしているか あいつを思う
5
遠い日に 髪かきあげて 微笑んで いた筈なのに もうすぐ彼岸
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線香と 供物だけでは 物足りぬ タバコ吹かして そっと供える
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駅でみる 君のとなりで あまやどり 笑みがこぼれる ラッキーレイン
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少しだけ スマホを置いて 話そうか 笑顔溢れる 街の風景
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飲みかけの コーラの缶に 吸い殻を 話さぬ君に ため息の夏
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口紅と 慣れないタバコ 教えても ふと気がつけば 尻にしかれて
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二人して 壁にもたれて 海を見る 無口な夏と 最後の夏と
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座るなと だちに言いたい その席は 別れた人が 泣いてた席だ
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そとは雨 電話にでない あなたなぜ ふと耳をつく レイニーブルー
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夏の日に 見かけた君は 大人びて ひとりの花火 君の香がする
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これあげる インクの切れた ボールペン 何気に見ると 君のネームが
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夏の日に わかれを告げた 砂浜を ひとり歩きて 涙あふれる
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