Utakata
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刺草キロ
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シニアスタッフの営業マンです。同性同世代の歌に特に反応してしまいます。また、にわか相撲ファンです。
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我がキロは爬虫の王になる男 人語も解す玄武の末裔
8
亀の仔と単身の頃共棲す 名はキロ
男
(
お
)
の子 十二となりぬ
9
眠剤はラムネのように甘い味 夢なき眠りに我を誘え
6
嬉しやな酢飯のうえのヅケ鮪 ああ茗荷ああ山葵
10
休肝日見つからぬよう路上呑み 禁じてくれるな背徳の時(誰にも迷惑かけてねーぞ)
7
折笠をたたむとなぜか雨が降る ほどくと憎らし雨が止む
10
木更津に来れば必ず「バー弁」ぞ 煙の味になぜか捉わる
6
逃げ道は残していけよ
手弱女
(
我が友
)
よ 再度の転職決した夏に
6
胎児よ胎児よなぜ嗤う ドグラ・マグラに引き込まれゆく
5
かかと付けしゃがめないのよ固い僕 和式トイレでそっくりかえる
6
「立て飢えたる者よ」と言えど それほど飢えたる者なし
5
誇りさえ与えれば
雄
(
おす
)
は何でもする それをうまく利用せよ
雌
(
めす
)
らよ
5
大根を擦りゆくたびに棘近し 血の混じりたるおろしは嫌ぞ
6
大根をおろす
金棘
(
かなとげ
)
あな怖し いつしか俺の仕事となりぬ
11
枝豆の両端を切る指仕事 いつから俺の義務になるらむ
7
存分に酒
給
(
た
)
べ肴食わんため 泳ぎて身を干す公営プール
8
禍々し蜩の聲黄泉の聲 わしはなるべく
彼岸
(
そちら
)
に行かんぞ
4
米人は強い男が好きだから 拳振りかざす負傷の老爺
5
力士らを怪我から守る方策は 土俵の丈を低くせよと妻
6
唯一人
(
ただひとり
)
大統領の杯を受く 実質横綱立て朝乃山
4
羆
(
ひぐま
)
をも倒すやしれぬ肩透かし 胸すく快児見よ翠富士
4
古
(
いにしえ
)
の名大関の名を借りて 若武者登れ笑まず驕らず
4
怪我負いて奈落に堕ちたあの男 還ってきたぞ行け若隆景
5
暑き場所 肉ぶち当たる汗が飛ぶ 力士の咆哮
竦
(
すく
)
む
手弱女
(
たをやめ
)
5
痛み耐え地位守らんと粘る意地 註文相撲を恥ずるな老兵
7
小兵らよ引け回り込め意表突け 弁慶倒す牛若の快
6
枝豆や三寸飛んで口に入る 子規のこの句に麦酒や美味し
9
豆の香の木綿豆腐は堅くあれ もさり武骨な
益荒男
(
ますらを
)
の味
8
ただ一つ単身時代の習慣で ハンカチYシャツ
火熨斗
(
ひのし
)
する俺
6
「社としてはやってます」感丸出しの ストレスチェックに鼻白む俺
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