Utakata
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水面
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みなも です
よろしくお願いします
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頬伝い耳の穴へと入ってく悲しみがまた循環してく
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袋から胡桃を探し胸に当て浅い呼吸を想像してる
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誤って落とした卵は床となり監督不行き届きの両手
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ポロシャツの制服を着た学生が17
(
ごじ
)
時の明るい陽の中歩く
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人肌の温度の柱だったなら抱きついてしまいたい帰り道
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笑い声だけが聞こえるせいで隅で読唇術試みてみる
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悲しみはゲシュタルト崩壊寸前 いっそどうにかなってしまえよ
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「どうにでもよくなってから始まる」と聞いて始める これは何度目?
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カラー材匂う車内でケンタッキー持つ人もいてどこか似ている
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一瞬で季節すら飛びゆく匂い一人が怖いと感じた冬
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人混みの中から伸びる手が持った黒い剣道同好会
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モヤモヤの発散場所にされたのにうまくキャッチもできずごめんね
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刺激的とは程遠い日々だけど耳をすませば凪を感じる
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「次は二ヶ月後ですよ」と言われふと半袖を着たあの人思う
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走ってて揺れる毛先に手を伸ばし頭の中の手綱を握る
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コーヒーを片手に座る人が見る視線の先に何があるのか
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どうどうと荒れてる馬を手懐けるように両手で傘握り締め
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怖そうな人ほどやはり見てしまう店で人数伝えるピース
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いつ死ぬかわからない今響いてる冷凍用のネギを切る音
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傘を持つ手の血管が動くたび呼応するかのように脈打つ
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「お待たせ」とドア開け浮かぶ表情を想像してはまた通り過ぎ
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決めていた子が見つからず「出ておいで」と呼びかけつつタンスを漁る
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いつの日か雨から守る大きさになってくれよと祈り育てる
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優しさが滲み出るのは電話後の受話器戻したときの静けさ
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ぬるま湯に肩まで浸かる人生で冷めることまで考えもせず
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もし花が青色ならばお別れは少なかったか考える春
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