Utakata
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白花
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初めまして。
短歌は、残酷なのも寂しいのもやさしいのも笑えるのも全部好きです
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スカシユリ 固定電話へほころんで 花粉摘みとる 水無月の夜
9
君を待つヒールに泥が跳ねたのは 紫陽花ばかり見ていたせいだ
10
人生を損してると言うけれど アレルギーてご存知ですか?
4
この家に私の居場所は無いのだ、と 知ってしまった実家のトイレ
11
身の裡に降り出す雨は青々と いつか芽吹くか腐って死ぬか
9
ナナフシの ちいさな骸 消えており ホッと息吐く もう梅雨だって
8
晴れたなら 思い出しもしないのに 貸したまんまの 傘が苦しい
9
詠み人は 孤独を綴る星の人 今日も素数を探す旅する
8
うつくしい 言の葉ならぶ 晩春は 眠気も惜しく詩集をめくる
9
知らないの?心なんて臓器は無いの あるのは心臓 ひとりにひとつ
6
眠る前 怖くないのは なにもかも 明日目覚めても 変わらないから
10
あけぼのは 薄墨ひいた星影に 滲んで淀む唇苦し
4
道端の 水たまりには 花筏 あの子の恋の鱗みたいに
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柏手が 響きたるは曇天の 祈り重ねて桜雨みる
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寝返りを打てぬベッドで麻酔明け 母と目が合い 点滴痛む
7
フロントの窓に広がる曇天の 色の名を知る雨待ちの昼
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今日を切り取る朝が来て カーテンの細い光が首を横切る
6
しあわせを願えないから唯一の殺意をあげる 鬼さん、こちら
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幾千の棘やわらかに宵の雨 ひりり撫でゆく腹の裏側
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遺書に似た日記をつけて綴じ祈る 今日よりマシでありますように
8
「また今度」メールをそっと削除する おととし秋の君に幸あれ
6
夜中二時 骨砕く音で目が覚める 苦しさよりも痛み噛みしむ
3
最高の1日だったと笑いたい おいくらですか?ハッピーセット
7
ひとりでも君はワルツを踊れるよ その望月が夜にある間は
10
よそごとに 努める我を 中天の 待宵月が 待っててくれた
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「それを考えるのがお前の仕事」 明日晴れたら首を吊ります
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「たすけて」の四文字ついぞ言えなくて ベテルギウスに相談してる
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瘡蓋を剥がすに似たり着信音 逃れるように通知切りおり
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生爪を剥がされたことはないけれど 針千本は飲んだことある
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