Utakata
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Sundaymuri
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小説で視界は塞いだ音楽はただの耳栓マスクをかける
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枕から流れ出ている黒川面
(
くろかわも
)
眠るあなたは溺死体
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死にたいが最後の言葉君の背に 車は追突 幸せですか?
2
かぐやなる君が羨むあの星を模して空けようクレーター一つ
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就業中終業後の計画練る あれ?なんだっけ 死因:忙殺
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ニコチンを吐くたび失せる生きる意味 多分吸われてる蛍光灯に
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敷布団一つで足りる私たち八本足の生き物みたいね
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飼っていた 猫が埋まった 庭の土 いつもと同じ 暖かい黒
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この朝も傘の色まで曇り空 紫陽花だけが 空色を知る
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教室の隅で捲れた自由帳 二項にわたる世界征服
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赤色の砂埃巻く豪州で くにへ帰りたい火星が懐かしい
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泣き叫び揺れる迷子の後毛
(
おくれげ
)
はあぶれたことを気にもとめずに
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昔みた夢を見れないぼやけてる夢の見過ぎか眼鏡が欲しい
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私から眼鏡を外すその体 モネが描いたの?輪郭が揺れる
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蒸発す太陽の涙今もまだ地球人は知る由もない
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病床で高い発熱赤面の君を見つめる僕はひまわり
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北に行く列車に乗りて冷房車きっとこのままシベリア送り
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引き延ばす癖が抜けないあの人も遺書はきっちり期限前提出
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「空
(
あ
)
けてきた」 夜空に漏れた太陽光 指差す君はアマテラスかも
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「人でなし」と言われていつも嬉しくなるエイリアンと呼ばれた君と
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テーブルに程よく溶けた入道雲 プラスチックのスプーンを刺す
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真っ白な灰になるまで燃え尽きたい それが口癖 君の灰を詰める
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地平線 降りる裾野を 追いかける あれは雲だと知っていながら
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死んでくれあの人に会いたい消えてくれ光る短冊あの子のツイッター
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真っ白なシャツを纏った脳みそが青色を求めをジムへ急ぐ
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ブランドが闊歩している新宿のホームレスの清潔さ知る
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お気に入りの日傘は蒸れた薄緑 枝豆みたいに海が恋しい
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栄養を余すことなくいただこう君を食べるならきっとスープがいい
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瞳から溢れ出てくる閃光に三回願う流れてしまった
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