Utakata
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Sundaymuri
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キリンより首を伸ばして春を待つ マフラーの巻き方こんがらがった
2
卯月はね象形文字だよ満月の 餅をつく音聴こえてくるだろ
2
五月雨は緑色だと歌が言う レインコートが緑に染まる
6
ふたりきり25メートルになった 月も水面に浮かびたがって
2
愛おしい地球を僕が守るんだ 自然破壊で今日を暮らして
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失礼だ!戦争反対唱えるな! 戦で食ってる国もあるのに!
3
影が薄い僕のあだ名は透明感 あなた のように汚れてみたい
4
東京の無限の海に飛び込んだ アスファルトに赤い水しぶき
5
ぐるぐると回っているから仕方ない 地球酔いする吐き気は止まず
5
「また会おう」 二度と会わない 顔を見る 人さらいの桜並木で
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髪も歯も息子の名前も抜け落ちて 胎児に戻る準備をしている
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冷たいと言われる僕の目ん玉は 君を見る度結露を止めず
5
鉄柵で囲まれている世界を見て ヒトは哀れだとキリンは思う
4
脅されて黙ってしまった薄暗の 庭を歩けば満月の匂い
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息苦し蒸し釜の夏もすぐ終わる 冷えた素麺呼吸すれば
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太陽のフリをしているタンポポと雲綿毛の緑空(りょっくう)寝転ぶ
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沢山の 女を犯した この脳で 愛してるとか ほざくのだろう
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沢山の哺乳類で作られた 僕の右手は猫を愛でる
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可愛くて 愛しい家族 愛猫は 僕の名前も 覚えていない
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違反でもカブの荷台は君の席 30km(三十キロ)の春を横切る
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空でさえ 曇った時は 泣けるのに 人は泣くなと 言われて久しい
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自分では 背負えないのが 自分自身 だからふたりは おぶりあって
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この星の 悲しみ背負うには 狭すぎる わたしのせなか でもきみだけは
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歌うなら できる限りの 出鱈目を 三分間だけ 独裁者になる
5
この歌を 聴いた奴は 絶対に 死ぬらしいよ 百年以内に
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敷布団 重なり合ってる 猿二匹 八本足の 動物になる
4
舐め合えば 早く治った 心の傷 やっぱり僕らは 動物ですね
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朝起きて 見える全てが 印象派 メガネを探す 旅に出かける
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ポケットで 探してるのは 君の指 僕の右手は 幻指症なり
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恋しいと 君の焦がれた 春が来た 春って誰よ 殺してやるわ
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