くもみず
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短歌が好き。
2026年3月5日から短歌を詠みはじめました。
よろしくお願いします。

横になり  指先ゆびさきてて  持つスマホ  時におもてを  強打ごうだしにけり
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珈琲コーヒーと  紫煙しえんたゆたい  僕の城  午後より仕事  生気せいきけずるる
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時経ちて 陽春ようしゅんうた最中さなかなり 飛び立つ花粉せい黄金こがねに輝く
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春浅し 日暮ひぐるる時の 伸びゆけば 時計の針が 開花を進める
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夕日に 友と語らう 三年間 淡い花びら 色染め濃くして
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名残香なごりこうほお梅紅色ばいこうしょく 三月みつきの花嫁 夢にゆれつつ
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羽々斬はばきりを 構えて大蛇おろち 幻影の 我のクロユリ 断ち切れぬなり
17
君去りて 落ちし蕾の あかきこと 子の呼ぶ声に 我は老いゆく
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プログラム バグが見つかり 呼び出され 専務の毛根 バグを見つける
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社長室 鋭いまなこ 睨み合い 漏れた言葉は 鮎釣りの日程
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遅刻する 急ぐ足元 風過ぎて たんぽぽの綿毛 どこにゆくかな
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手紙読み 散りゆく花びら かき集め 懐かしの想い はめ込んでゆく
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熱心に 神を拝める 実家かな 家族の絆は とうに枯れ果て
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福井にて 黒き涙を 流す地よ のこせし子は今 四歳よつになる
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とばり降り 雲ひとつ無い 月光浴げっこうよく 照らす大地に 芽吹く若草
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目を閉じて 香る梅の木 凛として 一本の木の 生命いのちの神秘
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鼻かみて あぁ鼻かみて 鼻かみて 春の陽気に 舞い散る花粉
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蜘蛛の巣が 成長してゆく 春先の 牛歩のような 綱渡りかな
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藍色の 花を見つける アスファルト 割れ目に絵の具 凛と散りばめ
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離散する 言葉の欠片 掴み取る 手からすり抜け 白紙に戻る
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もう二度と 会えない母を 想う日々 故郷のクロユリ 咲いているかな
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パンくずが 一つ落ちては 一つ拾う 一年後には 一枚のパンかな
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