Utakata
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タカコ
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呑気な
短歌
(
うた
)
こんな時には詠むまいか こんな時だからあえて詠もうか
16
元日もいつも通りに出勤し いつも通りを有難く思う
13
どんな
短歌
(
うた
)
生まれる年になるのだろう 皆様今年もどうぞよろしく
11
餅ついて送ってくれた友がいて 感謝で終われる一年となりぬ
10
大晦日 もはや特別感もなく 三六五分の一日
8
買い貯めた冷凍食品無理矢理食い 届いたおせちの場所確保する
16
群衆が熱くまとまる美しさふと掠めるは戦や崇拝
7
卒業を宣言しようと思いつつ ついまた書いてる惰性の年賀状
11
モデル美女微笑む広告新聞紙 泥付き大根包んでごめん
13
買う勇気なかったダメージジーンズを猫が爪といで作ってくれた!
15
貧しくも
品
(
ひん
)
の漂う人がいて これこそ財産 真の資産家
9
五分進む時計を直さず引き算し まだ五分あると余裕つくりおる
13
仕事終え「猫が待ってる」と思うとき心はまぁるくあたたかくなる
18
世界デビュー 一番ビックリしてるのは デコピンというワード自身だろう
8
毎朝がクリスマスのごと枕元 夜中に猫がおもちゃ置いてく
16
しのぎ、こなす今日が次々過去となり 山高く我を見下ろす年の瀬
9
色柄はおまかせという通販で一番欲しいやつはまず来ない
8
紅白の天使との別れ寂しいが黄門チェンジの如くすぐ慣れる(翔平)
5
イタズラ猫 我より一枚
上手
(
うわて
)
なり 人類をその知恵で救っておくれ
6
「オススメ!」と貸されたビデオを早送る 無難な感想考えながら
14
「アド」と聞き歌姫よりも漫画家が先に浮かんだ「私は最古」
12
若い頃老け顔だったあの人が一番変わらず大逆転の今
14
短歌
(
うた
)
を始めここで皆様と会えたこと十大ニュースの上位に入れよう
9
健診の結果は大人の通知表 こわごわ開けて一喜一憂
21
こすらずに落としたければ洗剤をこんなにケチっていてはだめよね
13
一心不乱熱々うどんを平らげるこの集中力を他で出せたら
8
300
円ショップのレジで「
500
円」! 要らんと言えず不注意悔やむ
10
廻る寿司無防備に食べし日は遠く 今の「普通」もいずれこうなる
9
注意すればへそ曲げる それも面倒で こらえて密かに洗い直す皿
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三十一文字に手引かれここへ来た千の想いの尊さ祝う(よたか様)
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