Utakata
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窓花
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まどか と申します。
いろいろな創作活動をしています。
仲良くしていただけると幸いです。
活動場所まとめ→
https://window87.jimdofree.com/
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雨に立つポプラになった日に僕の病室はまた静かになった
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夏至の夜の大きな月の通り道君は辿っていったんだねぇ
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似合わないけど好きな服人目から解放されるためのステップ
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梅雨入りを待てず真夏の装いを ヒトでは生きていけない温度
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病院の跡地は草に覆われて入道雲は立ち上ってく
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青空に飛び込んだのに引力がふたりの邪魔をしてる六月
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波のない日々を目指してきたけれど乗れたら楽しい気もしてきたな
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戦闘機つくって平和主義の島 どこへむかってとんでいくのか
14
焼き菓子の砂糖の量に見合うほど愛をあげたか分からなくなる
16
置いてきた夢が再び芽吹くなら夏の狭間にただ雨を待つ
16
社会
(
みんな
)
には無駄にしか見えないことにこだわっている生かされている
12
小腹にはサラダチキンを詰め込んで永遠めいた青春を往く
15
タブレット端末はみな「アイパッド」おばさまたちの会話の愛し
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西陽そそぐ部屋は大きな窓があり幾つも願い放った窓が
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連なった鳥居をくぐるこの先は誰も知らない空のある街
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朝がくる恐怖に勝てば安泰ね布団に入り目を瞑るだけ
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締めつけの弱い靴下買う前に終わらせておく関係 豪雨
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歌っても歌っても届かない海 僕が死ぬまでそこに在ってね
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オーロラの低緯度に揺れ君からの返事は来ない世界に分岐
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君のテラコッタはそこに立っていて君の代わりはそこには居ない
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あの頃に戻ってもまた間違える自信があって
現在
(
いま
)
にいるんだ
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比べない・競わない・羨まないよ 生き続けると決めた夜明けに
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あどけない顔のぬいぐるみを恨むほどに余裕のなくて新月
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蜂の巣を落とし平穏の窓辺に微睡んでいる連休の午後
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スクロール、タップで傷む指先に休暇を ご了承くださいね
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花筏ゆるり揺蕩う約束を果たせなかった町の外縁
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子の写真追いやり孫のグッズ増えそのうち僕の遺影もそこに
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白熊があったかいことも知らずに君は蜜柑を掘り当て笑う
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五時間目までに生理が終わったらいくらでも走ってやるのにな
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遠い遠い宇宙の果ての何処かにも独りぼっちは居るって奇跡
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