Utakata
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中尾
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あたたかい猫の惑星あるならば私の仕事は猫用ソファー
9
今もなお
長々
(
ながなが
)
し夜に一人寝る
仮庵
(
かりほ
)
の上に雪はふりつつ
11
詠む力楽しむ力がどこにある我がはらぞこを探しつづける
14
ひと月ぶりようやく会える単身赴任 会えるときより優しく想う
13
春をまつ町でジャージの二つがいアオハルの夜熱をおびつつ
14
朝飯は酒とちくわですみもせず何をくおうかなめこのみそ汁
11
雪に礼 妻の上にはふらぬから俺の上なら二人分ふれ
12
本ならばブルーライトも出さないしボクのこころも守ってくれるさ
15
生きる意味 会社の利益 社会正義 オトナもなやむさんかくかんけい
13
御仏の御導きこそ無かれども孤独に耐える心を下賜され
15
通話する 君の声まだ 聞きたくて 充電切れに ハラハラしながら
15
月下
(
げっか
)
の
凪
(
なぎ
)
水面
(
みなも
)
に星が
映
(
うつ
)
れども 下半分は 風前に
散
(
ち
)
り
16
オヤジさん 作る弁当 説得力 イケメン店主 咳も気になる
11
凪
(
なぎ
)
の浜
彼方
(
かなた
)
の星も 映れども
山風
(
やまかぜ
)
吹けば
塵
(
ちり
)
と散りゆく
18
席前の 老婆に皆で 嘘をつく 人の心は 美しきかな
12
無用かと 古文歴史は テスト用 かの知識こそ 生きる目的
9
眼前に 老婆四時間 立ったまま 座らせるには 嘘をつくしか
8
和歌百首 重荷に感ず 十七や 三十七にて 至宝に感ず
8
太陽に 照らされ光る 彼女なら 私の呪いも 効かないだろう
8
土産物 陳列された ぬいぐるみ 我が子の頬の 感触を持つ
10
段々と 寒さに口が 固まって 身体が勝手に 奥津軽弁
17
短歌詠む 楽しみさえも AIに 奪われまいと 手綱を引いて
13
短歌とは
刹那
(
せつな
)
切り取り 言い過ぎず 身体感覚 心の動き
13
灼と冷 超えしその先 名は消えて 汗に流れし ただ在る自分
11
フリーレン 攻殻機動隊
ゴールデンカムイ
(
きんかむ
)
も 俺を監禁 今期のアニメ
7
昼下がり 子の寝息だけ 満ちる部屋 世界は今日も 壊れずにいる
16
いとけなき 手に雪のごと 飯こぼし 笑みて見上ぐる 春の昼かな
12
サウナでも 蒸され冷やされ 日本人 マニュアル通り 順番通り
10
母の
駆
(
か
)
る 軽に乗せられ
幾星霜
(
いくせいそう
)
ハンドルの指
燻
(
くゆ
)
らす
紫煙
(
しえん
)
10
数日間 スイーツ我慢 したものの こらえきれずに ドーナツビッフェ
11
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