Utakata
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のぎしり
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定形の日記なのだと思っています
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どれもこれ最後が切れぬビニールの小袋のタレなんとしようか
14
猫しっぽファンヒーターの温風で火傷しそうに垂れ下がってる
12
柿の実は生らなかったが雪の花つららの実下げきりり竚み
17
きみたちは腹の不具合無いのかな猫は律儀に日々糞をする
12
おなじチョコなのに板チョコ断然に美味く思える
理由
(
わけ
)
なんとなく
17
母の口匙はこびつつ「お父つぁんお粥ができた… 」とか思い出し
17
失せ物は探すとかえって逃げてゆく。でもなんで無い?忍び寄る
認知症
(
ボケ
)
15
もくもくと靄のごときの風呂の湯気じきに雪来る寒さ身にしむ
21
ずっしりと燃やせるゴミの袋には
襁褓
(
おしめ
)
満タン水は重いぞ
14
一二年前の自分は日記ではまんまおんなじことをしている
16
猫砂の袋は母の使用済み
襁褓
(
おしめ
)
を隠す入れものとなり
13
人類は猫砂飛ばす案件の解をいずれは得るのだろうか
13
ビニールの手袋がいい着替えする服に絡まぬゴムはくっつく
8
猫砂を包む古めの新聞に今もう見ないタレントの笑み
17
やってみりゃどってことなく
襁褓
(
おしめ
)
替え何が出るかな鼻歌混じる
12
億劫だ嗚呼面倒臭いしたくない放棄するなどある訳もない
8
このごろのすぐやる姿勢置いとくと忘れてしまうので年の功
11
でもしかし今が一番幸せと思えているよ年の功だよ
18
部屋の中まだいたのかとブン、と飛ぶカメムシにいう臭いんですが
13
ひとランク下の猫缶案の定在庫どうする見向きもされず
15
退職日待ってましたと我が母は立てぬ歩けぬ寝たきりとなり
13
新聞が読めぬ理由は両腕を広げ続ける筋力の無さ
16
薄原残照うけてほのひかり南に祈りするかに揺れて
10
もう降りて沼で憩うか月昇る山の陰から白鳥の声
10
かあちゃんと一緒に来たと母さんは答えているよ看護師を見て
15
何もかも認知進んでわからない日頃している変な言いよう
9
耕作の放棄地の草ブタクサかセイタカアワダチソウだろうか
7
すっ飛ばし払うカメムシ翅広げ
U
タンしては続々帰着
14
指先でカメムシ弾く網戸越し
放物線
(
ほうぶつ
)
描きすっ飛んでゆく
17
会話して言葉出てこず母のよになるかと怖い短歌捻ろう
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