虹岡 思惟造(にじおかしいぞう)
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「ヘタでいい、ヘタがいい」をモットーに臆することなくアップしてゆくつもりです。

My歌集(遠吠え)https://kakuyomu.jp/works/16817330654214318856

ブイヤベースもトムヤンクンも美味いけどやっぱり郷里の鍋が一番
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部屋暑し情事の後の四畳半足を伸ばしてヒーターを消す
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カラオケで選んだ曲から察してよあんたみたいな上司はキライ
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降りしきる雪のバス停君を待つ来る来ない来る次は必ず 
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夜汽車揺れふと目覚めれば雪ん子が歌い踊りて通路過行く
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ポット沸く読みかけの本伏せ置きてドリップ珈琲の封を切り取る 
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友は説くこの世で一番美味いのは餃子にビールって幸せな奴だ 
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雪の声聴こえるだろうって何なのよでも嬉しくて聴くふりをする
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見送りて戻る家路は雪月夜車中の君は何を見るらむ 
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妻とのたこ焼き十五夜お月様 私のたこ焼き良くて十六夜いざよい
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シャンソンを原語で歌う老婦人次の演歌はおっと俺の番 
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ミサ曲の通奏低音つうそうていおん響くように私の心に居座る微鬱びうつ
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カラカラと音立て絵馬を揺らす風祈願叶うも叶わぬものも
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飼い主に似たブル背中に落ち葉乗せ吾を見上げてお尻ふりふり
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様々な恋人たちのイブの夜 赤白緑あかしろみどり恋の行方ゆくえ
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妻に似て欲しいと願った我が息子最近とみに俺に似てくる
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大長編読み終え淹れたコーヒーを読後の余韻と共に味わう
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その恋はピアニッシモで始まったまるでラヴェルのボレロのように
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父親ちちおやのくしゃみに似たのね」と妻は言う 親父おやじにだけは似たくないのに
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悪い癖友の彼女を好きになる「直したい・・でも君が好きだ」
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マリンスノー降る深海を浮き沈むアンモナイトは今を生きている
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オウムガイ月夜の海に浮かびで歌いかけるよ浜の二人に
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フロントの霜にスキと書いて消しキライキライと書いてまた消し
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イブの夜のホテルのロビーはサンゴ礁恋する魚が群れて泳いで
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冬ざれの海は色無し音ばかり波よ風よ鳴き交うゴメよ
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僕が弾き君が歌った「500マイル」聞けば切なし時が過ぎても
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明治座に行く道すがらたい焼きの背びれかじりて君は笑みたり
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定食屋おやじの一押しぶり大根ならば注文一も二もなく
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徒党組む猫ども不敵に日向ひなたぼこもんじゃ通りの脇の路地裏
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君去りてたった一間のアパートが広く感じる未練悲しき
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