Utakata
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教祖
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遠景に見える鉄塔
不如帰
(
ほととぎす
)
故郷の風は今日も冷えるか
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「この味がいいね」と君は言ったけど 別れた君だ 今日も平日
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風邪薬の苦さと慰められた時の気まずさの味は きっと似ている
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一つずつ 出来ないことを重ね 重ねて 諦めだけでできた夢
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朝焼けと死んだみたいな街を行く あんな遠くに飛行機一つ
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塗炭屋根に落ちた夕日と 電柱と カレーの匂いと 赤蜻蛉と
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古時計 回れよ回れ 気を病んでいじけた俺の分まで回れ
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太陽よ あゝ太陽よ 太陽よ お天道様も明日は見えぬか
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本当に催眠術が使えたら 貴方を好きな私を消すわ
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星の数ほど人は居るけれど 私の住むのは
地球
(
ここ
)
しかないの
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LINEでの ひらがな一つで不安になる程 恋は人を駄目にする
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愛情を確かめたくなるのは あなたが何も言ってくれないから
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あなたにも あなたにも また あなたにも 傍にいる 影のような不安
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言葉だけ小川のようにさらさらと 全部 諦めている癖に
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思うことなく机に向かい 思うことなく筆を執り 何も書けず
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電灯の下 影を見て初めて 自分がやつれていることを知る
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見た後に気づくくらいなら 夢なんて見なきゃよかったと思う朝
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あといくつ生きて何を残すか 骨壺の中身が人じゃあるまいに
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才能がないから努力をしています 夢がないから仕事をしています
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はたらけど はたらけど猶 わが生活…… 啄木の歌は今や我が身
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人工衛星はどんな気分で空を回るのか ひとり静かに
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やさしさは余裕から来るものだからあなたのせいでやさしくなれない
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