Utakata
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なめらかささくれ
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風流と怠惰の意味をはき違え 君は明日も遅刻してくる
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思い出す頻度が増えていくんです 恋ですか? いいえ、冬だからです
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絶頂は奈落の底と繋がってる だからこのまま、まだ上がらないままで
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彼のこと話すきみの目、溶けている バターに混ぜて食べてしまうよ
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初恋は成就しないと聞いたけど 兎と飛び跳ねる 桜月夜
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可愛いは私を縛りつける呪い だからお願いもっと言って
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窮屈で型に嵌まった会話より好きな花の話でもしようよ
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「かわいいね」 君はなんにでもそう言うね 人参、靴下、お隣の奥さん
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満月の夜しか誘ってくれないの 太陽も丸いのに、おおかみさん
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貴方との別離は 別れたときじゃなく、忘れたときだから じゃあさよなら
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見れるなら 君のスマホより 最寄り駅スーパーのレシート 覗き見たい
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珈琲を次第に飲まなくなってゆく あなた中毒が抜けつつあるのね
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チョコレートよりも羊羹が好きでしょ 今年は小豆を栽培します
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最悪の思い出 上塗りするルージュ あなたの色じゃない、もう私は
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好きな人 の好きな人の好きな人 人類愛はこうしてできてる
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好きな人のためならギャルにも清楚にも 女の子は怪人二十面相
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生白い二の腕、首 半袖のシャツが映えるね 君は永遠の夏
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いくつものアカウント抜けたその先に 本当の君がいるはずだけど
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見覚えのある人影が駆けていく 午後の昼過ぎ、隣の市役所
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君といるこの街も悪くなかったよ ただちょっとだけ明るすぎたの
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運命の糸は電子化してるって、ロマンチストな
A
I
は言う
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青春は鈍色だというきみ かがやきは自分じゃわからないのだね
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円の贅沢を飲み
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円の深夜を浪費する人間だ
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学生の街は本屋も騒がしく さえずりのように聴いてみる午後
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あけぼのの中にかがやく赤ランプ 電話越しに聴く相手の寝息
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夏越してもはや晩秋みたいだね いや気温じゃない、この関係が
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いつもより寝癖が目立つきみが今日拾ってきた何かしらのたまご
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今日は寒いけど家のなかはあったかい 深夜に舐めるラムレーズン味
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君の「自分が一番かわいい」という無謀な自信こそがかわいいと思う
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「まだ話そう」そういうきみを置いていく 名残惜しさが増えるだけだから
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「それ嘘でしょ、でも素敵な嘘ね」 去り際 忘れられない彼女の笑顔
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