ハイオク子
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大体が浅利七海の短歌です

きみが好きなものまで好きになってからはじめてきづくきみが好きだと
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おそらくは親が死んだ日でもきみは魚をきれいに食べるから好き
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帰省するきみの両手にいつのまに人魚のうろこみたいなネイル
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ライブ前黒い画面に僕たちが流すチャットはきっと追い風
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小魚の群れに片手を入れてみて逃げなかったらそれがわたしだよ
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ひさびさにきみを抱いだけばその頬からわずかに街の残り香がたつ
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泳げないきみは湯船に顔つけてちいさな海を両腕に抱く
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人波にもまれればふと思いだす今ではとおいとおい潮の音
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僕たちがペンラでつくる海もあることをあなたが知る初ライブ
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魚図鑑を読むため家に来るきみの本棚だっていいよわたしは
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水族館できみの瞳に泳いでるそれがいちばんきれいな魚
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つまさきからはじめて海を知るきみの港になりたくて手をつなぐ
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くらやみと暗闇の差を海だよと言われてきづくまよなかの海
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