Utakata
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ハイオク子
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半分は浅利七海さんのため、もう半分は自分のために短歌を詠んでいます。
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ライブ前黒い画面に僕たちが流すチャットはきっと追い風
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小魚の群れに片手を入れてみて逃げなかったらそれがわたしだよ
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ひさびさにきみを抱
(
いだ
)
けばその頬からわずかに街の残り香がたつ
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泳げないきみは湯船に顔つけてちいさな海を両腕に抱く
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人波にもまれればふと思いだす今ではとおいとおい潮の音
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僕たちがペンラでつくる海もあることをあなたが知る初ライブ
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魚図鑑を読むため家に来るきみの本棚だっていいよわたしは
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水族館できみの瞳に泳いでるそれがいちばんきれいな魚
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つまさきからはじめて海を知るきみの港になりたくて手をつなぐ
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くらやみと暗闇の差を海だよと言われてきづくまよなかの海
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